ジュリエット・ビノシュ最新作にU2ドラマー出演!12月の公開決定
映画『イングリッシュ・ペイシェント』(1996)で第69回アカデミー賞助演女優賞を受賞した実力派ジュリエット・ビノシュの最新作『おやすみなさいを言いたくて』の公開が12月に決まった。本作は、人気ロックバンドU2のドラマー、ラリー・マレン・ジュニアが出演していることでも話題を呼んでいる。
報道写真家として世界各地を飛び回る主人公レベッカが、母として妻として、ひたむきに生きる姿を描いた感動作。報道写真家という危険な仕事と、愛する家族、両者の間で悩みながらも自分の道を突き進む強い母親を、ジュリエットが熱演している。
ラリーは、ジュリエットふんするレベッカと夫マーカスの友人役で、夫妻のことを優しく気に掛けるトムを好演している。
2013年のモントリオール世界映画祭審査員特別賞のほか、数々の賞を受賞している本作のメガホンを取ったのは、『卵の番人』(1995)で撮影を務めたエリック・ポッペ。劇中には実際に世界中で活躍する報道写真家によって撮られた美しい写真も登場し、物語の舞台であるアイルランドの海辺の町の、しゃれたインテリアも見逃せない。
家庭、育児、仕事と、全てに真っすぐなレベッカ。彼女の強さと不器用な愛情は、現代社会に生きる多くの女性の魂を揺さぶることだろう。(宮本裕人、編集部・小松芙未)
映画『おやすみなさいを言いたくて』は12月より角川シネマ有楽町にて公開