サザン、9年ぶりの年越しライブ＆新アルバムが決定！

　昨年、デビュー35周年を機に、5年の活動休止期間から大復活を遂げたサザンオールスターズが、9年ぶりに年越しライブを開催することがわかった。さらにサザンは、今年9月に新シングルを発売し、こちらも約9年ぶりとなる新アルバムの製作を行っているという。

　サザンが年越しライブを行うのは2005年～2006年の年越し以来、実に9年ぶり。会場は横浜アリーナを予定し、そのほか詳細については後日追加案内されるとのこと。

　2014年に入ってから制作活動を続けてきたサザン。「ピースとハイライト」以来約1年ぶりの通算55枚目のシングルは、現在鋭意レコーディング中。同バンドボーカルの桑田佳祐は「まもなく皆様に聴いていただけるシングル曲が完成いたしますのでどうぞお楽しみにしていただければと思います」とコメント。同シングルに収録される新曲「天国オン・ザ・ビーチ」は、現在オフィシャルサイトなどで公開されているトレーラー映像「サザンオールスターズ 2014 進撃のキックオフトレーラー」の中で聞くことができる。また2005年の『キラーストリート』以来約9年ぶりに制作されているオリジナルアルバムについては、今年中には完成すると宣言したという。

　桑田は「昨年はおかげさまで、皆様からの温かいご声援により、素晴らしいデビュー35周年を迎えることができました。ありがとうございます」とファンへの感謝を述べつつ、デビュー36周年を迎えた心境を「おかげさまで早36年が経ちましたが、世の中の様子も、音楽を取り巻く状況も大きく変化しました。近年は、毎日の生活も社会全体も不安が尽きない世知辛い世の中です。そんな中、私達にできることはやはり、ひとりでも多くの方々に末永くかわいがっていただける音楽を作り上げ、皆様とともに最高の思い出を作ることではないかと改めて思っている次第です」とつづった。

　これからの活動については、「いつもお待たせばかりで申し訳ございませんが、昨年皆様とともに植えた音楽の苗が、希望と愛に満ち、おいしい果実を実らせた暁には、皆様と一緒に夢いっぱいの楽しい宴を開きましょう！」と意気込みを見せている。また今回の発表に際して、メンバーの野沢秀行が、10月19日に60歳になることも報告されている。（編集部・井本早紀）