ソウルシンガー、ボビー・ウーマックさんが死去 70歳 『ジャッキー・ブラウン』主題歌など
ソウルシンガーのボビー・ウーマックさんが現地時間27日、死去した。死因は不明。TMZ.comによると、ボビーさんは糖尿病や肺炎、結腸がんといった健康上の問題を抱えていたほか、アルツハイマー病の兆しもみられていたという。
ボビーさんは1944年、アメリカ・オハイオ州生まれ。1960年代に兄弟たちと結成したグループでデビュー。当時の代表曲「イッツ・オール・オーバー・ナウ」はザ・ローリング・ストーンズにカバーされたことでも知られている。その後、ソロシンガー、ギタリストに転身すると、アルバムをリリースする傍ら、ジャニス・ジョプリン、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、ザ・ローリング・ストーンズなどの作品に参加した。
1972年の映画『110番街交差点』では音楽を担当し、同作の主題歌は後にクエンティン・タランティーノ監督が『ジャッキー・ブラウン』でも使用した。2009年にはロックの殿堂入りを果たし、アメリカを代表するソウルシンガーとして高い評価を受けていた。
来月には欧州ツアーを控えており、今回の死は突然のものだった可能性が高い。過去に何度か来日もしており、昨年3月にはビルボードライブ東京・大阪で公演した。(編集部・福田麗)