『トランスフォーマー』新作、今年初のオープニング興収1億ドル超え!
全米ボックスオフィス考
先週末(6月27日~6月29日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、『トランスフォーマー/ロストエイジ』が興行収入1億3万8,390ドル(約100億383万9,000円)を稼ぎ出し、4月4日公開の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(オープニング興収9,502万3,721ドル・約95億237万2,100円)を抜いて今年1位のオープニング興収を記録した。オープニング興収の1億ドル(約100億円)超えは今年初。(数字はBox Office Mojo調べ、1ドル100円計算)
『トランスフォーマー/ロストエイジ』は、前3作からキャストを一新した、マイケル・ベイ監督の人気SFアクションシリーズ最新作。インターナショナルでも興収2億210万ドル(約202億1,000万円)を上げる大ヒットスタートを切った。特に中国では、9,000万ドル(約90億円)という洋画作品として最大のオープニング興収を記録。パラマウント ピクチャーズのロブ・ムーア副会長は、中国企業とパートナーシップを結んだり、メジャースタジオでは初めて中国でワールドプレミアを開催したりという中国戦略が功を奏したと明かしている。
また、IMAX劇場(全世界で619サイト)では2,730万ドル(約27億3,000万円)を稼ぎ、オープニング興収の新記録を樹立。これは、これまで記録を保持していた『ホビット 竜に奪われた王国』の倍以上の成績となっている。
公開3週目のR指定コメディー『22ジャンプストリート(原題) / 22 Jump Street』(ジョナ・ヒル、チャニング・テイタム出演)は前回に引き続き2位。累計興収は1億40,27万9,267ドル(約140億2,792万6,700円)となり、前作『21ジャンプストリート』の最終興収1億3,844万7,667ドル(約138億4,476万6,700円)を早くも上回った。公開5週目の『マレフィセント』も前回と同じく5位で、累計興収2億ドル(約200億円)の大台を突破している。
今週末公開作品は、エリック・バナ主演のクライム・ホラー『NY心霊捜査官』、SFアドベンチャー『アース・トゥー・エコー(原題)/ Earth to Echo』、メリッサ・マッカーシー主演のコメディー『タミー(原題) / Tammy』など。(編集部・市川遥)
6月27日~6月29日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『トランスフォーマー/ロストエイジ』
2(2)『22ジャンプストリート(原題) / 22 Jump Street』
3(3)『ハウ・トゥー・トレイン・ユア・ドラゴン2(原題) / How to Train Your Dragon 2』
4(1)『シンク・ライク・ア・マン・トゥー(原題) / Think Like a Man Too』
5(5)『マレフィセント』
6(4)『ジャージー・ボーイズ』
7(6)『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
8(7)『ザ・フォールト・イン・アワー・スターズ(原題) / The Fault in our Stars』
9(8)『X-MEN:フューチャー&パスト』
10(10)『シェフ(原題) / Chef』