『るろ剣』佐藤健&武井咲のただならぬ原作愛!
和月伸宏原作の人気コミックを基にした前作に続き、「京都編」を2部作で実写映画化した『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』で再共演を果たした佐藤健と武井咲が、前作を超える壮絶なアクションシーンの裏話と、ただならぬ原作愛を語った。
興収30億円を超える大ヒットを記録した日本だけでなく、世界64か国・地域で好評だった前作を受けて、続編製作が決まったことに対し、「素直にうれしかったです。でも、やるからには前作よりもいいものを作りたいし、作らなければならない意識が強かった」と原作ファン故のプレッシャーがあったことを語る佐藤。対する武井は「前作を撮り終えた時に『また剣心たちに会えるんじゃないかな』と思っていたので、楽しみでした」と素直な気持ちを明かした。
また、香港映画界でも活躍するアクション監督・谷垣健治率いるチームによる、度肝を抜くアクションシーンもパワーアップ。佐藤は前作のレベルが当たり前の状態から始まり、「限界を超える」をテーマに掲げて練習に挑んだ。「戦う敵もグレードアップしているから、今まで観たことのない剣心の姿をお客さんに見せたいと思ったんです」と語る佐藤だが、クライマックスで展開する「京都大火」での戦いには武井演じる薫も参戦。「殺陣の手順を覚えたのですが、撮影が始まると目の前に現れる怖い人たちから自分を守るために動くだけでいっぱい(笑)。でも、どこかで剣心を思いながら戦っていました」とキャラクターへの思い入れもたっぷりだ。
そして、本作と連続公開される『伝説の最期編』(9月13日公開)で、シリーズは完結する。オリジナル要素も入った続編に対し、「原作の『人誅編』の要素も織り込みながら『映画版・京都編』を作れたこと、原作ファンとしても悔いはありません」と満足げな佐藤。対する武井も「薫ちゃんとして過ごせた時間はとても濃く、誰にも壊されない宝物になりました」とのこと。まさに日本映画界に新たな“伝説”を生み出した二人が、今後どのように飛躍するか、目が離せない。(取材・文:くれい響)
映画『るろうに剣心 京都大火編』は公開中
映画『るろうに剣心 伝説の最期編』は9月13日より、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開