『ベイマックス』がディズニーアニメ初の連載漫画に!
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ベイマックス』が、ディズニーアニメーションとして初めて連載漫画となることが決定した。併せて、本編の前日譚(たん)を描く「エピソード0」も漫画化。世界公開に先駆けて同作のストーリーを見ることができるのは日本だけとなる。
ちょこちょこ動くベイマックスがかわいすぎ!『ベイマックス』特別映像
これまで『塔の上のラプンツェル』や『ウォーリー』、また実写では『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどが単発で漫画化されたことはあったものの、連載漫画化や映画本編の前日譚(たん)が漫画で披露されるのは、ディズニーの長い歴史の中でも史上初の試み。連載は講談社の「マガジンSPECIAL9号」(8月20日発売)よりスタート。また前日譚となる「エピソード0」は「週刊少年マガジン36・37合併号」(8月6日発売)に掲載される。
本作の舞台となるのは、サンフランシスコと東京が融合したような架空都市「サンフランソウキョウ」。最愛の存在であった兄タダシを亡くした独りぼっちの少年ヒロと、人の心と体を守るために作られたケアロボットの“ベイマックス”が、巨悪との戦いに挑むさまが描かれる。
日本の鈴がモチーフのベイマックスのつぶらな瞳を含め、劇中に登場する街並みや、建物の外観、また漢字の看板など、日本文化から色濃く影響を受けている今作。監督を務めているドン・ホールは、漫画化に際して「日本にインスパイアされた『ベイマックス』を、漫画を通して世界に伝えたかった」と製作当初からの夢であったことを語っている。
漫画版「ベイマックス」を手掛けるのは、「週刊少年マガジン」で連載されていた「ファイ・ブレイン 最期のパズル」で作画を担当していた上野春生。上野は「ディズニーの漫画が描けるという夢のような話に考える前に口が勝手に返答していた」と喜びのコメントを寄せている。(編集部・井本早紀)
映画『ベイマックス』は12月20日より全国公開