スピルバーグ監督が恐竜を殺した!? ネットで騒動
FIFAワールドカップブラジル大会でベルギー代表を応援していた美人サポーターが注目され、大手美容ブランド「ロレアル」とのモデル契約に至るも、狩猟でガゼルを射止めた過去の写真が問題となり、契約終了したことが話題になったばかりだが、今度はスティーヴン・スピルバーグ監督の狩猟がインターネットで問題視されている。
風刺家ジェイ・ブランスコブは、映画『ジュラシック・パーク』(1993)の撮影時にスピルバーグ監督が、トリケラトプスの美術と一緒に撮った写真を自身のFacebookに掲載し、「軽蔑すべき娯楽目的のハンターが殺したばかりのトリケラトプスの横で笑顔でポーズをとっている写真。この最低な男が誰かを世界に知らしめるために写真をシェアしましょう」とジョークを添えたところ、恐竜を殺したとネット上で大騒ぎになった。
「スティーヴン・スピルバーグ、あなたにはがっかりよ。あなたの映画なんて二度と観ない! 動物殺し」「人間という種族に救いはないのか?」「スティーヴン・スピルバーグは非道だ」「最低。どうせ角が欲しかっただけでしょう」「こんなことをするから恐竜がいなくなるんだよ」とジェイの冗談に乗っかったコメントであればいいが、このことを本気にしてしまった人が何人かいたようだ。
「これは『ジュラシック・パーク』のスピルバーグだよ」と説明するユーザーがいても、「誰であろうが関係ない。動物を殺すべきではない」とほかのユーザーが反論するなど、トリケラトプスのことも知らなければ、スピルバーグ監督のことも知らない人が多かった(?)らしい。
ネットの反応を大成功と受け止めたジェイは次に、スピルバーグ監督が大きなサメの頭に乗っている、映画『JAWS/ジョーズ』(1975)の撮影時の写真を掲載し、「違法にサメを殺したこの人物の正体をつきとめる手助けをしてほしい。サメは生態系に必要不可欠で、カリフォルニア沖では保護種に指定されている。この残忍な男の正体を知っている人は直ちに当局に連絡をしてほしい」と書いている。
サメの写真はトリケラトプスの時ほどの反応はなかったようだ。(澤田理沙)