上戸彩、夫HIROにダメ出しされる
女優の上戸彩が15日、お台場シネマメディアージュで行われたドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」完成披露試写会で、不倫をテーマにした本ドラマを昨日夫のHIROと一緒に観賞し、ダメ出しされたことを明かした。この日は共演の吉瀬美智子、斎藤工、北村一輝、脚本家の井上由美子も同席した。
フジテレビ系情報番組「ノンストップ!」で生まれた造語“平日昼顔妻”をモチーフにした本ドラマ。“平日昼顔妻”とは、ルイス・ブニュエル監督、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の映画『昼顔』(1967)から着想を得た造語で、夫を会社に送り出した後、平日昼に別の男性と恋に落ちる主婦のことを指す。試写会にはおよそ150人の既婚女性を招待。昼下がりのひととき、脚本・井上由美子、演出・西谷弘という「白い巨塔」コンビによる濃密なドラマを堪能した。
上戸が演じるのは、ある出来事をきっかけに越えてはいけない一線を越え、“昼顔妻”へと身を落としてしまうパート主婦・笹本紗和。観客の前に立った上戸は「最近、毎日不倫しているもので。井上先生の台本が面白くて、どんどんハマっている自分が怖いな」とジョークを交えてあいさつ。
さらに「“昼顔妻”を演じてみて、パートナーはどう思っている?」という質問に「きわどい質問だなぁ」と笑顔を見せた上戸。夫HIROは仕事をいつも応援してくれるといい、一緒にドラマを鑑賞したHIROの感想として、上戸の不倫相手となる生物教師役の斉藤は「切なさが半端なかった」、画家役で吉瀬と不倫関係に陥る北村については「ホスト役じゃなくて良かった」、そして「吉瀬さんがすてき」と褒め、「わたしは、おばちゃんに見えないとダメ出しをもらったんですけど、でも、すてきな深みのあるドラマだねと言ってくれました」と明かした。
井上は「今日ご覧いただいた1話は、ときめきや恥じらいが描かれ、純粋なラブストーリーの始まりのように見えたかもしれません。でも不倫にはゴールはなく、2話以降は登場人物が残酷に沼に落ちていくさまをエグく、グロく描いていきます」と今後の展開を示唆した。(取材・文:壬生智裕)
木曜劇場「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」は7月17日午後10時よりフジテレビ系列にて放送開始(初回15分拡大)