「東京ごはん映画祭」開催決定!作品にちなんだごはんを食べつつ鑑賞!
第5回東京ごはん映画祭が10月10日から2週間にわたって表参道を中心に開催されることが決まった。東京ごはん映画祭は「食でつながる人と人を描いた映画」「ごはんが印象的な映画」をラインナップし、映画とごはんを愛する人々の心と胃袋を満たすことを目指した、毎年秋に開催される映画祭だ。
厳選の“おいしい映画”第1弾として発表されたのは10作品。スコッチウイスキーを題材にしたケン・ローチ監督の『天使の分け前』、スペイン・カタルーニャ地方にある三つ星レストランのドキュメンタリー『エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン』、アルゼンチンの小さなリストランテを舞台にしたヒューマンドラマ『オリンダのリストランテ』、小林聡美が海辺の小さな宿を訪れる女性にふんした『めがね』。
さらには、ニューヨークの人気レストランでのサスペンスドラマ『ディナーラッシュ』、マギー・チャンがトニー・レオンに作ってあげる汁粉が印象的な『花様年華(かようねんか)』、レストラン業で再起を図る夫婦を描いたフィンランド映画『浮き雲』、アン・リー監督の『恋人たちの食卓』、デンマークが生んだ不朽の名作『バベットの晩餐会』、小津安二郎監督の『お茶漬の味』と世界各国の多種多様な映画がセレクトされている。
映画館での通常上映のほか、上映作品にまつわるごはんを食べながら鑑賞できる「ごはんつき上映会」、“ごはんを食べながら聴きたい音楽”をコンセプトに食事シーンにぴったりな音楽をライブで楽しめる「ごはん音楽祭」、人気レストランでコース料理などを楽しみながら映画を鑑賞できる「レストラン上映会」、映画のごはんのシーンにまつわる食事を集めたフードコート「ごはんマルシェ」の開設などが企画されている。
また、世界有数の美食の街、スペイン・バスク地方で開催される「サン・セバスチャン国際映画祭」が今年からオフィシャルパートナーとなり、第62回サン・セバスチャン映画祭キュリナリー・シネマ部門の最優秀作品賞受賞作品が第5回東京ごはん映画祭にてアジア最速プレミア上映されることも決まった。(編集部・市川遥)
第5回東京ごはん映画祭は10月10日~13日まで表参道ヒルズ 本館B3F スペース オーにて、10月11日~24日までシアター・イメージフォーラムで開催