哀川翔が東映Vシネマ25周年作品に主演決定!寺島進、小沢仁志らコワモテ俳優たちと暴れまわる!
“Vシネマの帝王”と呼ばれる伝説の男・哀川翔が、劇場公開を前提としないビデオ専用レーベルとして一部の映画ファンから熱狂的な支持を集めてきた、東映ビデオ株式会社の「Vシネマ」誕生25周年記念作品『25 NIJYU-GO』に主演することがわかった。哀川にとって111本目の主演作となる本作は、今年の11月1日に公開されることも決定している。
哀川が演じるのは、相棒とともに半グレ集団から金を巻き上げたり、摘発で押収した金に着服したりとやりたい放題の悪徳刑事。監督は、『今日から俺は!!』シリーズや、オリジナルビデオ『静かなるドン』シリーズを数多く手掛けてきた鹿島勤が務める。日本映画界になくてはならない個性派俳優となっている寺島進が哀川の相棒を演じるほか、小沢仁志、小沢和義、本宮泰風、大杉漣、温水洋一、竹中直人らVシネマから輩出されたコワモテ俳優たちが大集結! ギラギラした男たちに負けず、したたかに生き抜く女性を高岡早紀、岩佐真悠子、鈴木砂羽などの女優陣が艶やかに演じる。ほかにも、石橋蓮司、嶋田久作、笹野高史、袴田吉彦、木下隆行、井上正大、波岡一喜ら、 25周年ならではの豪華な面々が顔をそろえる。
「Vシネマがなかったら、今何やってたかわかんない。一番最高で、主演で10本で助演で12本、年間で320日現場ってのもあった」とこれまでのVシネとの歴史を振り返った哀川は「すてきな現場も、すごい現場もいっぱいあって。今の日本映画界を支えているのはVシネって言ってもいいんじゃないかな?」とコメント。
寺島をはじめ、20年来の付き合いとなるコワモテ俳優たちとの共演についても「自分は25周年記念で呼ばれてやっているけど、今回いろんなメンバーがこの作品に思いを持ってきてくれてると思う」とニッコリ。寺島とともにクランクインを迎えた撮影初日には「Vシネの名物は、打ち上げの場での小沢兄弟が大喧嘩だな。みんな一生懸命やってるから、最終的に大げんかの飲み会になる! でもそれがいい!今は、みんなお行儀いいけど、Vシネはお行儀悪いから(笑)」と盛り上がり、ワイルドな男たちとの飲み会を今から楽しみにしているようだ。
撮影は、7月10日にクランクインし、8月4日にクランクアップの予定。 撮影現場では連日、灼熱の暑さの中で役者たちが銃撃戦や迫力のアクションシーンを繰り広げている。自らを「Vシネ生まれのVシネ育ち」という哀川は、「規制がない。どこまでできるんだ? みたいなのがテーマ」と今も変わらない現場の面白さを語る。ギラギラの男たちが見せる、殺気みなぎる“Vシネマへの恩返し”に今から期待は高まるばかりだ。(編集部・森田真帆)
映画『25 NIJYU-GO』は11月1日より全国公開