『猿の惑星』続編がV2!ホラー続編がディズニー続編抑え2位
全米ボックスオフィス考
先週末(7月18日~7月20日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、映画『猿の惑星:新世紀(ライジング)』が興行収入3,625万4,310ドル(約36億2,543万1,000円)で2週連続首位を飾った。2週目の興収は前週比50.1パーセントダウンで、『アメイジング・スパイダーマン2』(61.2パーセントダウン)、『X-MEN:フューチャー&パスト』(64.2パーセントダウン)、『トランスフォーマー/ロストエイジ』(63.0パーセントダウン)といった今夏公開の大作続編より落ちが少ない。(数字はBox Office Mojo調べ、1ドル100円計算)
ジェームズ・デモナコ監督のR指定ホラースリラー『ザ・パージ(原題)/ The Purge』の続編『ザ・パージ:アナーキー(原題) / The Purge: Anarchy』が、興収2,981万6,675ドル(約29億8,166万7,500円)で初登場2位。年に1度、12時間の間、殺人を含む全ての犯罪が合法化される「The Purge」の日に、車の故障で立ち往生した若いカップルの生き残りを懸けた死闘を描く。
前作には及ばないオープニング興収だったものの今年公開のホラー映画ではトップの成績で、米ユニバーサル・ピクチャーズの国内配給代表は「興収2,000万ドル(約20億)以上を記録できたことは喜ばしいです。前作が公開されたときよりも、マーケットはより複雑になっていますから」とコメントしている。鑑賞者の52パーセントが女性で、61パーセントが25歳以下だった。
そのほか初登場は3位の『プレーンズ2/ファイアー&レスキュー』と4位の『セックス・テープ(原題)』。飛行機を主人公にしたディズニー映画『プレーンズ2』のオープニング興収は1,750万9,407ドル(約17億5,094万700円)で前作に及ばず、キャメロン・ディアス&ジェイソン・シーゲル共演のコメディー『セックス・テープ(原題)』は1,460万8,152ドル(約14億6,081万5,200円)と全く振るわなかった。
今週末公開作品は、リュック・ベッソン監督とスカーレット・ヨハンソンが初めてタッグを組んだアクション『LUCY/ルーシー』、ドウェイン・ジョンソン主演のアクションアドベンチャー『ヘラクレス』、マイケル・ダグラス&ダイアン・キートン共演のコメディードラマ『アンド・ソー・イット・ゴーズ(原題) / And So It Goes』など。(編集部・市川遥)
7月18日~7月20日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『猿の惑星:新世紀(ライジング)』
2(初)『ザ・パージ:アナーキー(原題) / The Purge: Anarchy』
3(初)『プレーンズ2/ファイアー&レスキュー』
4(初)『セックス・テープ(原題)』
5(2)『トランスフォーマー/ロストエイジ』
6(3)『タミー(原題) / Tammy』
7(4)『22ジャンプストリート(原題) / 22 Jump Street』
8(5)『ハウ・トゥー・トレイン・ユア・ドラゴン2(原題) / How to Train Your Dragon 2』
9(6)『アース・トゥー・エコー(原題)/ Earth to Echo』
10(8)『マレフィセント』