ダニエル・ラドクリフ、『ハリポタ』への感謝の言葉に笑顔!コミコンデビュー飾る!
コミコン2014
映画『ハリー・ポッター』シリーズで知られる俳優のダニエル・ラドクリフが現地時間25日、米サンディエゴで開催中のコミコン・インターナショナル(以下、コミコン)内で行われた映画『ホーンズ(原題) / Horns』のパネル会見に出席し、コミコンデビューを果たした。この日は原作者のジョー・ヒル、メガホンを取ったアレクサンドル・アジャ監督も登壇した。
同作は、人気ホラー作家スティーヴン・キングの息子としても知られるジョー・ヒルの小説「ホーンズ 角」の映画化作品。ある日、頭に他人の欲望を引き出す角が生えてしまった一人の青年が、その力を利用して、恋人をレイプした後で殺害した犯人を突き止めようとする姿が描かれる。
意外にも今回がコミコン初参加となったラドクリフ。2日前に25歳の誕生日を迎えたとあって、6,000人以上を収容する客席から「ハッピーバースデートゥーユー」の合唱を贈られると、満面の笑みを浮かべた。
観客からの質疑応答では、当然ラドクリフに質問が集中。多くの人々が『ハリー・ポッター』シリーズのファンだと伝え、ラドクリフの働きをねぎらう姿が印象的だった。またラドクリフも感謝の声に「そういった言葉を掛けられるのにうんざりすることはないよ」と語り、「素晴らしいのは、僕がまだ作品を本当に誇りに思っているということ。だから皆の気持ちを聞けて本当にうれしいんだ」と返し、大きな拍手を受けていた。
そんなラドクリフだが、本作でタッグを組んだのは、『ピラニア3D』などのホラー作品で人気を博すアジャ監督。観客向けに公開された映像では、人の欲望を引き出せるようになったラドクリフ演じる主人公が複数のテレビレポーターに追い回され、「こんなのはどうだ? 君らが殴り合って、残った方の単独インタビューを受けるよ」と返し、大乱闘を始めさせるシーンなどが公開。その様子を笑ってながめる表情から、これまでとはさらに違った彼の一面を観られることを期待させた。
パネルでは、演劇方面でも成功を収めているラドクリフに「演劇と映画の世界どっちが好き?」といった質問が投げ掛けられる一幕も。演劇は自分の能力を高めることができる場所と認めながらも、ラドクリフは「僕は9歳のころから映画のセットの中で育ってきたんだ。ここ以上に素晴らしく、落ち着く場所を知らないよ。家みたいなものさ」とコメントしていた。(編集部・入倉功一)