平野レミ、スイカのトラウマをミュージシャンの息子のために克服
料理研究家でシャンソン歌手でもある平野レミが30日、都内で行われた映画『ぼくを探しに』のトークイベントに出席し、本作の内容に絡めて、幼少時のトラウマから「スイカ」が長年苦手であったことを告白。ミュージシャンの息子のためにそのスイカ嫌いを克服したエピソードなどを明かした。
平野の息子は「GOING TO THE MOON」のヒットなどで知られるミュージシャンの和田唱(TRICERATOPS)。SMAPの楽曲「ココカラ」を手掛けたことでも知られており、平野は息子の教育について「うちの息子は音楽学校とかそういうところにはどこにも行ってない。(教育については)全部ほったらかしだった」と放任主義だったことを告白。
「でも、『お母さんギター買うね』って言ったら『いいよ』って言ってあげたり、『マイケル・ジャクソン観にいきたいの』って言ったら、まだ小学校6年生くらいで小さかったんだけど、一緒に好きになってあげて、観に行ったりしてあげた」と続け、「うちの息子がやりたいって言ったことは、やったほうがいいかなって思えることならいつも一緒になって協力してあげた。(放任であっても)愛情持ってちゃんと見てあげることが大切」と自身の子育て持論を展開した。
また、平野は幼少時にスイカ嫌いだったことも明かし、「小さいときにスイカとキャンデーを真夏に食べていたら、なぜか疫痢(えきり)になってしまった。わたし、死ぬかもしれないって。それ以来、トラウマになってスイカを食べられなくなった」と振り返り、「でも、子供ができてからは食べるよう努力した。親が嫌いなものは子供にも与えなくなる。息子に好き嫌いを作らないために」とその克服の理由も笑顔で明かしていた。
本作は両親を失ったショックで言葉を失った主人公が、不思議な力を持つ女性と出会うことにより人生の転機を迎える姿を描いたハートウオーミングストーリー。(取材・文:名鹿祥史)
映画『ぼくを探しに』は8月2日よりシネマライズ、シネ・リーブル池袋ほかにて全国公開