TOHOシネマズ有楽座、閉館へ 都内劇場の閉鎖相次ぐ…
「TOHOシネマズ有楽座」がニユートーキヨー本店ビルの閉鎖に伴い、2015年2月27日をもって閉館することが明らかになった。
「有楽座」は1935年に演劇劇場(現・東宝日比谷ビル)として誕生した劇場で、1951年に映画専用の劇場になった後、1984年には一度閉館を迎えている。しかし、2005年に「ニュー東宝シネマ1」を改装し、「新・有楽座」として生まれ変わった姿で再び経営を続けた。その後2009年には名前を「TOHOシネマズ有楽座」に改め、1スクリーン(397席)と小さい劇場ながら、今日まで多くの映画ファンに親しまれてきた。
劇場側は「これまでTOHOシネマズ有楽座にご支援、ご愛顧いただきました映画ファンの皆様、関係者の皆様に心より御礼申し上げます。TOHOシネマズ日劇、スカラ座、みゆき座、シャンテにて、引き続きご来場をお待ちしております」とオフィシャルサイトにて感謝のコメントを寄せている。
都内では近年、立て続けに映画館が閉鎖しており、5月末には「吉祥寺バウスシアター」、7月20日には「三軒茶屋シネマ」が閉館したばかり。ガード下の映画館として親しまれてきた「新橋文化劇場」「新橋ロマン劇場」も今月末をもって57年の歴史に幕を下ろす。(編集部・吉田唯)