初代ウルトラヒロインの言葉に「ギンガ」の滝裕可里が涙…

　現在放送中の特撮テレビドラマ「ウルトラマンギンガS」のヒロイン・杉田アリサ役の滝裕可里が5日、池袋のサンシャインシティで開催中の「ウルトラマンフェスティバル2014」内特別ステージ「ウルトラヒロインとアフター6」に出席し、同作のクランクアップを報告するとともに、感激の涙を見せた。トークショーには滝のほか、桜井浩子、ひし美ゆり子、吉本多香美らウルトラシリーズ歴代ヒロインが集結した。

　この日の滝は、劇中の特捜チーム「UPG」の隊員服に身を包んで登場。「実は今日、（最終）16話の撮影が終わる予定だったのですが、撮影が順調で、8月の頭には終わってしまいました。でも今日初めて、歴代ヒロインの皆さんにお会いできるということなので、隊員服に着替えさせていただきました」その理由を明かした。

　そんな滝を、初代「ウルトラマン」ヒロインの桜井は「滝さんたちの活躍はわたしたちも拝見しています。これからもウルトラヒロインとして、女優としても私生活も魅力的に、充実して過ごしていただければ」とねぎらいの言葉を送ると、滝は一気に涙目となった。

　「本当にうれしいです。『ギンガS』のスタッフ、キャストみんながウルトラマンを愛しているのが伝わる現場で。こんなすてきなシリーズに携われて、幸せです」と付け加えるや、その目からついに涙がこぼれ落ちる。この日は、「ウルトラマンレオ」に登場したマグマ星人が司会を担当していたが、滝の涙について「なんか胸がジーンときました」と邪悪な宇宙人らしからぬコメントを発していた。

　そんなイベントの終盤、この日を振り返った桜井は、「今日は滝さんが隊員服で駆け付けてくれたり、（桜井と共演したハヤタ隊員役の）黒部進さんのお嬢さんの多香美ちゃんと一緒にトークができたりと本当に幸せでした」とコメント。さらに「2016年は、ウルトラマン誕生50周年。それまでは頑張ろうか？」と呼び掛けると、ひし美は「12年たてば60周年だよ！」と返答。そんな2人のやりとりに、会場からは大きな拍手が送られた。（取材・文：壬生智裕）

「ウルトラマンフェスティバル2014」は8月31日まで、池袋のサンシャインシティで開催中