吉永小百合の豪腕に鶴瓶もビックリ?300球の投げ込みで挑んだ投球シーン!
女優の吉永小百合が、映画人生で初めて企画を務めた主演作『ふしぎな岬の物語』で、笑福亭鶴瓶とキャッチボールをするシーンのため、300球近くを投げ込む自主トレーニングを行い、見事な投球を披露している。配給元の東映によると、吉永が投球を披露するのは、1994年に行われた西武VS.近鉄戦の始球式に登板して以来、20年ぶりになるという。
人気作家・森沢明夫の小説を基に、のどかな里で喫茶店を営む女店主・悦子(吉永)と、店に集う人々との心温まる交流を描く本作。吉永はキャッチボールの撮影に向けて、リハーサルの合間や終了後に野球経験者のスタッフなどを相手に練習を開始。時には休憩無しで、1時間近く投げ続けることもあったのだとか。
さらには、近所の公園で300球近くを投げ込む自主トレまで敢行したという吉永。その成果もあって、本番では吹き替えなしの投球に挑み、あまりの剛速球に(?)鶴瓶が驚き、NGが出ることもあったという。
また、撮影の合間の練習では吉永が鶴瓶を「駿河学くーん」と本名で呼んでみせたり、その鶴瓶から「ライアンや!」と振られた吉永が、メジャーリーグの伝説的投手ノーラン・ライアンに似た投球フォームで知られるヤクルトスワローズの小川泰弘投手のマネを披露したりと、現場は作品の空気そのままの温かさだったとのこと。観客の心に残る名シーンとなっていることに期待したい。
今月9日からは、夏の甲子園「第96回全国高校野球選手権大会」が開幕。吉永も「野球は大好きなので、毎年、高校野球も楽しみにしています。ハンカチ王子とマー君との試合などは、テレビの前で手に汗握って、観ていました。今年も夏の甲子園がいよいよ始まりますが、暑さに負けず、記憶に残るプレーを期待しています」とコメントしている。(編集部・入倉功一)
映画『ふしぎな岬の物語』は10月11日全国公開