安藤美姫、太っていると言われた…外見をクローズアップされた10代の苦悩明かす

　フィギュアスケーターの安藤美姫さんが、アメリカのプレゼンイベント「TED」から世界を変える人々の驚きの発想を英語で学ぶNHK Eテレの語学教養番組「スーパープレゼンテーション」に出演することが明らかになった。

　安藤さんが出演する9月10日の放送回で取り上げるのは、スーパーモデル、キャメロン・ラッセルの「美しさ」についてのプレゼン。きらびやかなファッション業界の裏にある“不都合な真実”を暴露し、人種や容姿で定義されてきた「美しさの基準」に異を唱えるキャメロンのプレゼンに触発され、スタジオトークでは、スポーツ選手としての「見た目」で悩み苦しんできた安藤さんがナビゲーターの吹石一恵を相手に本音を語り出した。

　安藤さんは「すごくトリノオリンピックのときに注目をしてもらったんですけど、（外見を）クローズアップされ、それが（雑誌に）載ったり、それがすごく嫌でコンプレックスになった。 もう一つはオリンピックの後にあまり結果も良くなかったですし、演技も良くなかったので、賛否両論のお手紙を頂いたんですね。その中にいろんなメッセージがあるじゃないですか。そのときに一番言われたのは、太っているとか……」とつらい過去を告白。

　しかしアメリカに行ったことでコンプレックスを克服することができたといい、「コーチに言われたんですけど、『美姫は美姫らしくいればいい。衣装も美姫に合うものを選べばいいし、メイクも美姫らしさが出るように』と、すごくわたし自身を主張してくれたんですよ。『そのままですごく輝いてる、ナチュラルが一番だから』って言ってくれて、そこからですね、なんか変わったのは」と振り返っている。（編集部・市川遥）

安藤さん出演回の「スーパープレゼンテーション」は9月10日午後10時よりEテレで放送