関ジャニ大倉の入浴シーンを撮影
関ジャニ∞の大倉忠義が13日、主演を務める24時間テレビドラマスペシャル「はなちゃんのみそ汁」トークイベントを、演出の水田伸生と都内で行った。ドラマのダイジェスト版が放映されたのち、100人のファンの悲鳴にも似た歓声で迎えられた大倉。水田は「しんみりした空気になっていたのに一発で空気が変わりましたね」と大倉の人気ぶりに驚きを隠せないでいた。
原作となる同名書籍が大きな話題を呼んだ本作は、がんとの闘いを通して食べることの大切さを実感し、命を見つめた家族の愛の物語。一家を支える大黒柱・安武信吾を大倉、乳がんを患う妻・千恵を尾野真千子、千恵が命懸けで生んだ娘・はなを芦田愛菜が演じる。
優しい旦那役に「ぴったりですね」と自画自賛する大倉。初の父親役で、生後10日の赤ちゃんを抱いたり、いろいろな年代のはな役の子供と接したりすることで「こういう存在がいたら守らなきゃいけない気持ちになるんだろうな。今まで感じたことがない愛おしさや父性が芽生えちゃいました」と新たな一面を告白。
初共演となる先輩女優の尾野については「すごく助けられている」と感謝の気持ちを述べるも、プライベートの印象を聞かれると「40、50歳の関西人が使うくらいの結構強い関西弁なので、びっくりした」と驚きの表情。「でもすごい親近感がわいて、初めて会った感じがしない」とフォローも忘れなかった。
そんな尾野と芦田は、本作では仲むつまじい母子を演じるが、水田が手掛けたドラマ「Mother」(2010、日本テレビ系)では虐待する母役と虐待される娘役で共演。水田は「愛菜ちゃんにトラウマが残っていないか心配だったが、すくすく育っていて安心しました」と冗談交じりに胸中を語り会場を笑いに包んだ。さらに、撮影中ということもあり「大倉くんの入浴シーンを撮ろうと思っています」と発言すると、大倉も「全然OKです」と乗り気でファンを喜ばせた。
この日は、大倉がかつおぶしを削るところから作ったという、卵ときぬさや入りの特製みそ汁が振る舞われる一幕も。うらやむファンをよそに試食した水田は「優しい味ですね」と顔をほころばせていた。(取材・文:鶴見菜美子)
「はなちゃんのみそ汁」は8月30日夜9時ごろより日本テレビ系「24時間テレビ37」内にて放送