坂口杏里、涙のあいさつ…初主演映画を観てほしいのは「天国のママ」
タレントの坂口杏里が20日、スペースFS汐留で行われた初主演映画『ハニー・フラッパーズ』の完成披露試写会に出席、感無量のあまり壇上で涙ぐむ一幕があった。この日はほかに川村ゆきえ、矢吹春奈、森下悠里、岸明日香、杏さゆり、折井あゆみ、階戸瑠李、紗綾、仁藤みさき、川辺優紀子ら総勢11名のグラビアアイドルたちが浴衣姿を披露し、会場を華やかな雰囲気に包んだ。
六本木のキャバクラを舞台に、夜の世界の頂点を目指す女たちの戦いを描いた本作。大勢の観客で埋まった会場を見渡した坂口は「今日はたくさんの方に足を運んでいただいて……」と思わず言葉に詰まる。
客席から「頑張れ!」と声援を受けると、振り絞るように「感無量になってしまって。『ハニー・フラッパーズ』のスタッフさんたち、キャストの皆さんで一生懸命頑張って撮った映画なので、ぜひ楽しんで帰ってもらいたいです」とあいさつした。
イベント終了後、「これからはタレント業もそうですが、女優業も、もっとやっていきたいと思いました」と決意を語った坂口は、昨年3月に亡くなった、母で女優の坂口良子さんを思い「一番(映画を)観てもらいたかったのが天国のママ」とポツリ。同じ「女優」という道を歩みたいと思ったのは、母の死がきっかけだったといい、「ママがいたときは、絶対に女優はやりたくない。違う畑で戦いたいと思ってバラエティーをやってきましたけど、ママが亡くなってから、本当は心のどこかで女優をやりたいんだということに気付きました」と続けた。
またキャバ嬢を演じるにあたり、役づくりのために体重を落としたことが、世間から「激やせ」と誤解されたこともあったが、「主演ということでいろいろと露出のあるドレスを着ることになりますから、ちょっと背負うという気持ちで、短期で過激なダイエットを頑張りました。今、体重は順調に戻っています」と報告。さらに「初めての主演で大変でしたが、とても良い勉強になりました。これから先、もし何かがあれば、主演じゃなくても、脇でもいいので、女優としていろいろと体験したい」と改めて決意を語った。(取材・文:壬生智裕)
映画『ハニー・フラッパーズ』は9月13日よりシネマート六本木ほかにて全国公開