『シン・シティ』がまさかの8位!『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は首位返り咲き!
全米ボックスオフィス考
先週末(8月22日~8月24日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、公開4週目のマーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が興行収入1,720万2,212ドル(約17億2,022万1,200円)を記録し、公開3週目の『ミュータント・タートルズ』(興収1,672万5,447ドル・約16億7,254万4,700円)から首位の座を奪い返した。『ミュータント・タートルズ』は2週にわたって『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を抑えて1位に輝いていた。(数字はBox Office Mojo調べ、1ドル100円計算)
これがヒーローか?映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』場面写真
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の累計興収は2億5,145万6,069ドル(約251億4,560万6,900円)となり、『トランスフォーマー/ロストエイジ』を抜いてこの夏最大のヒット作に。この調子でいけば今週中にも『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(4月4日全米公開)を抜いて今年最大のヒット作になるのは確実だ。
『キック・アス』のクロエ・グレース・モレッツ主演映画『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』は、興収1,567万9,190ドル(約15億6,791万9,000円)で3位と堅調なスタートを切った。ベストセラー小説「ミアの選択」の映画化作品で、交通事故で一瞬にして家族を失い、自身も昏睡(こんすい)状態にある17歳の少女ミアが、生か、死か、自ら選び取る姿を追った感動作で、若い女性から圧倒的な支持を集めた形だ。高校の伝説的なフットボール・コーチのボブ・ラドゥスールを描いた『ウェン・ザ・ゲーム・スタンズ・トール(原題) / When the Game Stands Tall』は5位デビュー。
初登場組の中でも『シン・シティ:ア・デイム・トゥ・キル・フォー(原題) / Sin City: A Dame to Kill For』はまさかの8位。興収は631万7,683ドル(約6億3,176万8,300円)で前作『シン・シティ』のオープニング興収から78パーセントの大幅ダウンだ。露出がうまくいかなかったよう。ロバート・ロドリゲス監督は『スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション』『マチェーテ・キルズ』など近年、続編での苦戦が続いている。
今週公開作品は、ピアース・ブロスナン主演の本格スパイアクション『ザ・ノーベンバー・マン(原題) / The November Man』、『REC:レック/ザ・クアランティン』のジョン・エリック・ドゥードル監督が手掛けたホラー『アズ・アバブ、ソー・ビロウ(原題) / As Above, So Below』など。(編集部・市川遥)
8月22日~8月24日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(2)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
2(1)『ミュータント・タートルズ』
3(初)『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』
4(3)『レッツ・ビー・コップス(原題) / Let's Be Cops』
5(初)『ウェン・ザ・ゲーム・スタンズ・トール(原題) / When the Game Stands Tall』
6(4)『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』
7(5)『ザ・ギバー(原題) / The Giver』
8(初)『シン・シティ:ア・デイム・トゥ・キル・フォー(原題) / Sin City: A Dame to Kill For』
9(7)『ザ・ハンドレッドフット・ジャーニー(原題) / The Hundred-Foot Journey』
10(6)『イントゥ・ザ・ストーム』