スコセッシ『シャッター アイランド』がテレビシリーズ化 ディカプリオも製作に
マーティン・スコセッシ監督作品で、レオナルド・ディカプリオが出演した映画『シャッター アイランド』（2009）がテレビシリーズ化され、スコセッシ自らパイロット版のメガホンを取り、ディカプリオも製作で参加することが明らかになった。Deadlineなどが伝えた。
「アッシュクリフ（原題） / Ashecliffe」と題された同ドラマは、映画から数年前の設定で、オリジナル版の舞台であった精神病院の過去や創設者の秘密と悪行などにフォーカスを合わせたストーリーになるという。
同ドラマは、アメリカのケーブルチャンネル、HBOとパラマウント・ピクチャーズが製作。オリジナル版の基になった小説の原作者であるデニス・ルヘインと、テレビアニメ「キム・ポッシブル」などのトム・ベルナルドが脚本を手掛ける。
ディカプリオのほかに製作で参加するのは、オリジナル版の製作総指揮と脚本を手掛けたレータ・カログリディスや製作のブラッドリー・J・フィッシャー、『ブラック・スワン』などのマイク・メダヴォイ、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などのエマ・ティリンジャー・コスコフやリック・ヨーンなど。
スコセッシは、同ドラマ以外にも、1970年代のロックンロールを題材にしたタイトル未定の新作テレビドラマをザ・ローリング・ストーンズのボーカル、ミック・ジャガーと共に製作中。また、俳優スティーヴ・ブシェミを主演に迎え、連続テレビシリーズとしては初めてプロデュースを務めたドラマ「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」の最終シーズンは、アメリカで9月から放送予定となっている。（下瀬廣洋）