大泉洋×戸田恵梨香×満島ひかり!井上ひさし「東慶寺花だより」映画化決定
劇作家・井上ひさし氏の小説「東慶寺花だより」が大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかりら豪華キャストによって『駆込み女と駆出し男』というタイトルで映画化されることが明らかになった。
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原作は井上氏が11年もの歳月をかけて書き上げた時代小説。江戸時代、離縁を求める女たちの最後のとりでである駆け込み寺を舞台に、大泉ふんする駆け出しの医者で戯作者見習いの男・中村信次郎がさまざまな事情で駆け込んでくる女性たちを助けていくさまを描いている。メガホンを取ったのは『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』などの原田眞人監督。
主演を務める大泉は「憧れの原田監督のもとで巨匠・井上ひさしさんの作品に、戸田さんや満島さんはじめ、そうそうたる個性豊かな俳優陣に囲まれながら出演することができ、大変光栄に思っております」と切り出すと、「おそらく皆さんが今まで観たことがないくらいスピーディーでエネルギッシュな時代劇だと思います」と本作をアピールした。
寺に駆け込む女・じょご役を務めた戸田は「今まで時代劇に参加することを少し恐れていたのですが、今回じょごを演じてみて、完成を観て、参加できたことを改めて幸せに思いました」と今作に参加できた喜びを語った。
原田監督は大泉に対し「大泉洋の信次郎は井上ひさし世界の戯作者を見事に演じ切って唯一無二です。『素晴らしい』とか『素敵』といった言葉の使い始めを描く時代劇になったのは、大泉話術の魔力です」と絶賛の言葉を贈り、「満島ひかりは現代口語芝居の天才ですが、江戸好みのあだっぽさに挑み、存分に化けてくれました。戸田恵梨香は、時代劇では画期的な『学習能力の高い労働者階級の女じょご』を演じ、感情の宝物殿といった絶品の眼技で見るものの心を奪います」と俳優陣の演技を褒めちぎった。(編集部・吉田唯)
映画『駆込み女と駆出し男』は2015年5月より全国公開