橋本愛と松岡茉優が一緒にお風呂

　女優の橋本愛が30日、都内で行われた主演映画『リトル・フォレスト 夏・秋』の初日舞台あいさつに三浦貴大、松岡茉優、温水洋一、桐島かれん、森淳一監督と登壇し、撮影を通して偏食を克服したことを明かした。

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　同作は「魔女」などの五十嵐大介の人気コミックを基にしたヒューマンドラマ。都会暮らしになじめず故郷の山村に帰ってきたヒロイン・いち子（橋本）が、自給自足の生活をしながら生きる力を取り戻す姿を描く。

　1年を通した撮影で季節ごとの食材を収穫し、料理して食べる体験に橋本は、「どれもすごくおいしかった。苦手だったものを食べても大丈夫で、東京に戻って同じようなものが出てきても食べられるようになって良かった」と語った。

　克服した食材に「わらび」を挙げると、「ああいう得体のしれないものが苦手で」と正直な苦手意識を明かしつつ、「食べたらおいしいくて。あと野菜が出てくるまでの農家の人のいろいろな作業や背景を考えるようになって、『食べないとな』って思うようになりました」と成長を実感。とはいえ、現在18歳ともう大人の一歩手前だけに「この年になって残さず食べられるようになったので恥ずかしいですけど」と付け加えて笑いを誘った。

　また、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でも橋本と共演した松岡は、そんな橋本の印象について「愛との共演は3回目で、初めて笑い合える役をいただいて、今まで溜まっていたものが爆発するようでした」と話す。橋本と一緒に作業をするシーンでは「角度的にやりづらいシーンでも（橋本が）一番いい位置でやってくれてOKになったり」と絶賛し、「宿舎に帰って一緒にお風呂に入ったり、1日中愛と一緒にいられる撮影期間はとても幸せでした」と満面の笑みで振り返っていた。（中村好伸）

映画『リトル・フォレスト 夏・秋』は全国公開中
2部の映画『リトル・フォレスト 冬・春』は2015年2月14日より全国公開