ブルース・スプリングスティーン、児童書を出版
ブルース・スプリングスティーンが自身の楽曲を基にした子供の本を執筆することになったという。
モチーフになる曲は、2009年のアルバム「ワーキング・オン・ア・ドリーム」に収録されている楽曲「アウトロー・ピート」で、本のタイトルも同じ名前になるとのこと。「『アウトロー・ピート』は、自分の罪から逃げて、生き延びようとする男の話だ」とブルースはTheIndependent紙にコメントし、内容は普通の子供向けの本よりも少々ダークなものになるようだ。
出版社のサイモン・アンド・シュースターの社長ジョナサン・カープは、西部劇が好きな人向きの本になるだろうとコメント。対象年齢はなく、大人にもアピールするものになるらしい。「アウトローのピートは典型的なスプリングスティーンといえるキャラクターです。歌同様に、この本も運命について瞑想(めいそう)するものになります。ピートは若い時から銀行強盗を繰り返し、後悔の多いことをして生きています。歌詞の通り、やってしまったことは取り消すことはできないんです」と言っている。
イラストレーターのフランク・カルーソは、ピートは歴史に残るキャラクターになり得ると思っているらしい。「トム・ソーヤー、ハック・フィン、ドロシー・ゲイルやポパイなどと同じで、アウトロー・ピートはこの国のフォークロアに深く入り込み、アメリカ文学の偉大なキャラクターの一つになっていくだろう」と語っている。(BANG Media International)