『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』今年最大のヒット作に!
全米ボックスオフィス考
先週末(8月29日~8月31日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、公開5週目のマーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が興行収入1,708万2,262ドル(約17億822万6,200円)を稼ぎ出し、3度目の首位に輝いた。(数字はBox Office Mojo調べ、1ドル100円計算)
これがヒーローか?映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』場面写真
祝日だった9月1日までの累計興収は2億8,120万4,119ドル(約281億2,041万1,900円)に達し、4月4日公開の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の最終興収2億5,976万6,572ドル(約259億7,665万7,200円)を抜いて今年最大のヒット作となった。最終興収は少なくとも3億500万ドル(約305億円)以上になりそうだ。
公開4週目の『ミュータント・タートルズ』は2位をキープ。9月1日までの累計興収は1億6,627万7,985ドル(約166億2,779万8,500円)で、予想を上回る大ヒット。『キック・アス』のクロエ・グレース・モレッツ主演の『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』も3位をキープしている。
初登場となったのは、低予算ホラー映画『アズ・アバブ、ソー・ビロウ(原題) / As Above, So Below』で4位。ワーナー・ブラザースを離れたレジェンダリー・ピクチャーズがユニバーサル・ピクチャーズの下で手掛けた作品で、『REC:レック/ザ・クアランティン』のジョン・エリック・ドゥードル監督がメガホンを取った。パリの地下納骨堂を訪れたアメリカ人旅行者を襲う恐怖を描く。
もう1本はピアース・ブロスナン主演のアクション『スパイ・レジェンド』で6位デビュー。伝説の元CIAエージェントがロシア大統領選をめぐる国際的陰謀に巻き込まれるさまを追った、ビル・グレンジャーの小説「ノヴェンバー・マン」の映画化作品だ。ピアースが本格スパイアクションに挑むのは『007/ダイ・アナザー・デイ』以来約12年ぶりのことになる。
今週公開作品は、エルヴィス・プレスリーにインスピレーションを受けた音楽ドラマ『ジ・アイデンシャル(原題) / The Identical』など。(編集部・市川遥)
8月29日~8月31日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
2(2)『ミュータント・タートルズ』
3(3)『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』
4(初)『アズ・アバブ、ソー・ビロウ(原題) / As Above, So Below』
5(4)『レッツ・ビー・コップス(原題) / Let's Be Cops』
6(初)『スパイ・レジェンド』
7(5)『ウェン・ザ・ゲーム・スタンズ・トール(原題) / When the Game Stands Tall』
8(7)『ザ・ギバー(原題) / The Giver』
9(9)『マダム・マロリーと魔法のスパイス』
10(6)『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』