引きが強い福山雅治、チンパンジーの交尾に遭遇
ミュージシャン・俳優で、写真家でもある福山雅治が11日、NHK放送センターで行われたNHKスペシャル「ホットスポット 最後の楽園 season2」のスタジオ取材会に出席。本番組の収録でアフリカ、アメリカ、中国、インドなどを巡って出会ったさまざまな野生動物を振り返って、チンパンジーの交尾に衝撃を受けたと告白した。
福山がナビゲーターを務める本番組は大自然の営みと絶滅にひんした動物たちの命のきらめきを記録するドキュメンタリー番組。2011年放送の第1シリーズが好評を博し、今秋から全6回の第2シリーズ(全6回)が放送される。
福山は「前シリーズでは3か所しか回れなかったけど、今シリーズでは6か所全て回ることができた。砂漠でヘリを飛ばしてみたり、映像としてもすごいものが見られると思います」と自信たっぷり。
旅先で出会った動物の中でも、インパクトがあったのはマウンテンゴリラだと述懐。さらに獲物を捕獲するときのカメレオンの舌の吸引力を体感し、ビクトリア湖ではハシビロコウの捕食の撮影にも成功したとうれしそうに報告。そして最も衝撃的だったのはチンパンジーの交尾に遭遇したことだという。
「あれは僕もびっくりしました。なかなか出会えないいきなりの行動。カメラでもその瞬間を収めることができました」と福山。森の中で偶然に出会った珍しい交尾に、関係者から、福山は「引きが強い」との声も。だが刺激の強い内容で、プロデューサーからは「そのシーンは使えないかも」と言われると残念そうな表情。「使ってほしいな」と苦笑いでお願いしていた。
福山は「ぜひこの番組を通じて野生動物のことを好きになってほしい。人間は好きなものは大切にする。番組を見ることで(人間が動物を大切にする)行動につながっていけば」とアピールしていた。(取材・文:名鹿祥史)
NHKスペシャル「ホットスポット 最後の楽園 season2」は10月12日午後9時より毎月日曜日に放送(全6回)、初回放送前日の10月11日には73分の拡大バージョンで「プロローグ」も放送予定