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『キョンシー』復活の裏側!香港の新鋭監督と清水崇が告白!

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伝説のホラーシリーズを復活させた清水崇とジュノ・マック監督、キョンシーポーズ!
伝説のホラーシリーズを復活させた清水崇とジュノ・マック監督、キョンシーポーズ!

 1980年代に一大ブームを巻き起こした映画『霊幻道士』にオマージュをささげたサスペンスホラー『キョンシー』のジュノ・マック監督とプロデューサーを務めた清水崇が、新機軸のキョンシー映画となる本作について語った。

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 かつて、ピョンピョンと跳びはねるコミカルなキョンシーの姿が子供たちの人気を集めたキョンシー映画だが、本作は一転。不気味な団地にやってきた俳優が、キョンシーを相手に壮絶なバトルを繰り広げるダークホラーとなっている。

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 「監督というのはひとつのジャンルに縛られるべきではない」と語るマック監督は、笑いのないキョンシー映画を作った理由について、「本作には『霊幻道士』のキャスト(チン・シュウホウなど)が出演しているのですが、彼らは年を重ねているので、コミカルな演技を要求するのは違うのではないかと思ったこと。それにコメディー俳優として知られている人たちなので、良い意味で観客の期待を裏切ることになって、面白いんじゃないかと思った」と語る。

 撮影を終えた段階で、マック監督が第三者の意見を聞きたいと考えたことで始まった清水とのコラボレーション。最初は「笑いのないキョンシー映画だと聞いてビックリした」という清水だが、「ちょうどそのころ、僕も『魔女の宅急便』という無謀な企画に挑戦していたところだったので、クリエイターとして共感した。そういう挑戦をしようという人が僕を求めてくれたのはすごくうれしかったし、できることがあればということでお手伝いしたかった」と述懐。マック監督も「清水さんからは例えば“恨み”を音でどう表現すればいいのかなど、特に音響面でのアドバイスをもらった」と満足げに付け加えた。

 「映画に対する愛情が強い人ほど、初監督作には自分の全てをたたき込もうとする」という清水は、「『呪怨』を作ったときも、あの監督がやろうとしていることがわからないとか、こんなことをするのに何の意味があるのかと言われたこともあった。ほかの人に理解できないことであっても、そこのこだわりを何とか形にしようとすることでこそ撮る意味がある。初監督作でこういうものを作る人がいるとうれしいし、香港でもヒットを飛ばして結果も残しているのがすごい」と絶賛。思わず「照れてしまうね」と笑顔を見せるマック監督だった。(壬生智裕)

映画『キョンシー』は10月25日より新宿シネマカリテで開始する特集上映「シッチェス映画祭 ファンタスティック・セレクション 2014」内で上映

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