佐藤健×宮崎あおい初共演!『モテキ』プロデューサー初小説「世界から猫が消えたなら」映画化
俳優の佐藤健と宮崎あおいが、映画『モテキ』『告白』などで企画やプロデュースを務めてきた川村元気の初小説「世界から猫が消えたなら」の映画化で初共演を果たすことが明らかになった。
原作は世界で初めてLINEで連載された小説として話題を呼び、2013年本屋大賞にノミネート、2014年には俳優の妻夫木聡主演でNHKラジオドラマ化もされるなど、根強い人気を誇るベストセラー小説。佐藤演じる余命わずかと宣告された郵便配達員が、突如現れた自分と同じ姿をした悪魔と「世界から何か1つを消すことで、1日の命を得る」という取引をしながら、周囲の人々との絆を確かめていくさまを描く。佐藤の初恋の人を宮崎が、佐藤の親友を濱田岳が演じるなど、実力派キャスト陣にも注目だ。メガホンを取ったのは『ジャッジ!』などの永井聡監督。音楽は国民的ロックバンド・Mr.Childrenのプロデュースなどでその手腕を発揮してきた小林武史が手掛ける。
オファー前に原作を読んでいたという佐藤は「原作が素敵だったことと、日本映画があまり得意としないファンタジーというジャンルにずっと挑戦してみたかったということ、そして“ぼく”と悪魔の二役ということに強く興味をひかれました。これほど挑戦しがいのある役をいただけて本当に光栄に思います」と喜びをあらわにし、「永井監督がオシャレな方なのでオシャレな映画になりそうです。とりあえず台本は号泣でした。精いっぱい演じさせていただきます」と意気込みを語った。
永井監督は「『生きる』というテーマを、夢と現実を織り交ぜて描いた新しい形のファンタジー作品です。映像化不可能といわれていた原作なので、やりがいを感じています。映画ならではの表現を楽しんでください」と本作に対するやる気と自信を見せた。
撮影は10月からスタートの予定で、北海道やアルゼンチンなどで大規模なロケが行われるとのこと。ファンタジー作品であるだけに、大がかりなロケでどのような映像が生み出されるのかに視線が集まりそうだ。(編集部・吉田唯)
映画『世界から猫が消えたなら』は10月撮影スタート、2015年春完成予定