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『アバター』続編、驚異の毎秒120コマ撮影に?

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さらなる映像革命? - 映画『アバター』より
さらなる映像革命? - 映画『アバター』より - 写真:Everett Collection/アフロ

 ジェームズ・キャメロン監督の映画『アバター』(2009)続編には、毎秒120コマで撮影する高画質の4K3D技術「MAGI」が採用されるかもしれない。

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 「MAGI」は、『2001年宇宙の旅』『ブレードランナー』などでSFXスーパーバイザーを務めたダグラス・トランブルが開発中の新・撮影&映写システム。通常の映画は毎秒24コマで撮影されるが、3Dの場合だと24コマではコマ数が少なすぎて映像にブレが生じてしまうという問題があり、2012年から始まる『ホビット』シリーズではピーター・ジャクソン監督が毎秒48コマ撮影を可能にしたHFR 3D(ハイ・フレーム・レート3D)を採用していた。鮮明でスムーズな映像は話題を呼んだが、今回はそれをさらに上回る毎秒120コマ撮影だ。

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 トランブルは、『アバター』のプロデューサーであるジョン・ランドーと「MAGI」について話しているとThe HollywoodReporterに明言。キャメロン監督は脚本執筆に専念しており、彼自身が『アバター』続編で「MAGI」を採用することに興味があるかはわからないとしながらも、「キャメロンがハイ・フレーム・レートのファンであることは知っている。『アバター』に最適だし、成功するだろう」とコメントしている。また、ほかの監督たちとも「MAGI」導入に向けた話をしていることを明かした。

 キャメロン監督は2011年の時点で、『アバター』は毎秒48コマで撮ろうとしていたが時期尚早と考えて断念したこと、続編に関しては毎秒48~60コマで撮影する予定であることを公表していた。トランブルによると、「MAGI」によって「ちらつきやブレはなく、非常に滑らかな動きと素晴らしい鮮明度で、現在の映画のクオリティーを圧倒的に上回る鑑賞体験が可能になる」とのこと。『ホビット』シリーズでは一部で「ハイ・フレーム・レートの映像は心に響かない」という批判の声も上がったが、毎秒120コマまでコマ数を増やすことで、そうした問題も解消され、未知の領域へ踏み込めるという。

 『アバター』続編は、第2弾が2016年、第3弾が2017年、第4弾が2018年の全米公開を予定している。(編集部・市川遥)

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