歌手シェール、人種差別で訴えられる
歌手のシェールが、コンサートのバックダンサーをオーディションした際、「これ以上黒人ダンサーを採用しないように」と指示したとして、振付師から人種差別で訴えられた。
振付師ケヴィン・ウィルソンは、シェールの2014年「ドレスド・トゥ・キル」ツアーのバックダンサーにマイノリティーの女性ダンサーを探していたところ「ステージ上に有色人種が多すぎるわ。これ以上黒人ダンサーは採用しないように」と命じられたとのこと。彼によると、シェールは白人でブロンドのダンサーを希望したという。
訴訟を起こした理由はこれだけではないようだ。ケヴィンによると、男性バックダンサーの一人がファンの女の子をホテルに連れ込み、セックスを強要しようとした事件が起きたという。これを告発したケヴィンともう一人の人物がクビにされ、当のダンサーはクビにならなかったとのこと。その上、シェールは事件をもみ消したとケヴィンは主張している。解雇理由は予算削減のためと説明されたそうだが、ツアーの興行収入は5,490万ドル(約55億円)と大成功を収めていたらしい。(1ドル100円計算)
シェールのスポークスマンはくだらない訴訟だとコメントし、シェールが人種差別を行ったというのは言いがかりで、事実ではないとしている。(BANG Media International)