「牙狼」最終回で中山麻聖、雨宮総監督の言葉に思わず涙
俳優の中山麻聖が26日、新宿バルト9で行われた特撮アクションドラマ「牙狼<GARO> ~魔戒ノ花~」最終決戦プレミアム上映&トークイベントに出席。雨宮慶太総監督の一言に思わず涙ぐむ一幕があった。この日はほかに、石橋菜津美、水石亜飛夢、哀川翔、秋元才加も登壇した。
毎週金曜深夜に放送されてきた同作。この日のイベントでは、最終回となる第25話「天命」を、放送よりも一足先にスクリーンで上映。観客と一緒に最終回を鑑賞した中山は「今日を迎えられて本当に、本当にうれしいです。息をのんでずっと観ていて、まばたきを忘れるくらいで、目がカラカラです」とあいさつ。最終回を迎え、感無量の表情を見せた。
この日は、オーディションを含め、およそ2年という歳月を「~魔戒ノ花~」とともに駆け抜けてきた中山、石橋、水石の3名にねぎらいの言葉を送る雨宮総監督。水石には「うちの息子と同い年なので、若干ひいきした」。石橋には「オーディションで来たときに笑顔がチャーミングだったんで、最終回はこの子の笑顔を撮れるような物語にしたいと思った」。
さらに「それと麻聖くんは……」と続けた雨宮総監督の言葉に、中山は「あ、下の名前で呼ばれた。すっげえうれしい」とポツリ。その瞳からはみるみるうちに涙があふれ出す。「すみません、泣いちゃって。というのも、菜津美ちゃんと亜飛夢はいつも名前で呼ばれていたんですけど、僕だけずっと中山と呼ばれていたんです。ずっといいなと言っていて。だから名前で呼ばれてビックリしてしまった」とその涙の真意を説明した。
「雨宮監督とはオーディションでお会いして2年になります」と付け加えた中山は、「その中で自分はいろいろと勉強させてもらいましたし、だからこそ改めて『~魔戒ノ花~』を観て、自分にはまだまだ足りない部分がものすごくたくさんあるということに気づかせてもらいました。だからこそいつの日か雨宮監督に、雷牙(中山演じる主人公)の続編を撮るぞと言われてもいいように、もっともっと自分にできることをやっていって、準備を整えておきたいと思います」と力強く宣言。会場からは大きな拍手が送られた。(取材・文:壬生智裕)