河瀬直美『2つ目の窓』がウラジオストク国際映画祭グランプリ!
河瀬直美監督の映画『2つ目の窓』が、ロシアで開催された第12回ウラジオストク国際映画祭でグランプリ(Best Feature Award)を受賞した。河瀬監督は「このたびは、ウラジオストクの映画祭にて栄えあるベストフィルム賞を受賞することができて大変光栄に思っております。引き続き、世界各国のみなさまへ『2つ目の窓』という映画が届いてゆきますように願っています」と受賞の喜びを語っている。
本作は、奄美大島で暮らす16歳の少年少女(村上虹郎、吉永淳)の初恋を軸に、彼らが直面する母の死、そして家族の再生やつながっていく命の奇跡を描いた感動作。国際的な評価の高い河瀬監督作として、今年5月開催の第67回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にも出品されたほか、先日には同じくロシアで開催された第4回サハリン国際映画祭で吉永が主演女優賞に輝いていた。
なお、第12回ウラジオストク国際映画祭では、早川千絵監督の短編映画『ナイアガラ』も短編部門でFIPRESCI(国際映画批評家連盟)賞を受賞している。(編集部・市川遥)
映画『2つ目の窓』は全国順次、公開中