53kgの増量!?3か所の手術!ドウェイン・ジョンソンのムキムキの秘密
映画『ヘラクレス』の特別映像が公開され、主演のドウェイン・ジョンソンが116ポンド(約53kg)増量したと豪語するほど(実際の増量は10kg程度)の壮絶な役づくりの裏側が明かされた。
本作は、全能の神ゼウスの息子として生まれたヘラクレスが、恐ろしい魔物たちとの戦いを繰り広げ、「12の難業」を成し遂げた後の死闘を描いたアクションアドベンチャー。ギリシャ神話最強の英雄ともうたわれるヘラクレスの役づくりには、8度のWWE世界チャンピオンに輝いた人気プロレスラー“ザ・ロック”の顔を持つドウェインでさえも、8か月のトレーニング期間を必要としたという。1日7回の食事を取りつつ行われるトレーニングの厳しさは、ドウェインが「今までになく手ごわかった」と語るほど。
彼の屈強なエピソードはそれだけではない。ドウェインは撮影前に、レッスルマニアの試合で骨盤の健を2本痛めてしまったという。医者からも「どうして歩けるのか?」と不思議がられるほどの大ケガだったが、ドウェインはここで手術すると撮影中止になると考え手術を拒否。リハビリを行いつつ自然な回復を待つことを選択した。だが、結局そのケガが原因で腹壁ヘルニアまで発症してしまい、撮影2週間前というタイミングで3か所にも及ぶ当初よりも大がかりな手術をすることに。普通の人では到底耐えられない痛みを抱えながらも、「骨盤の健がないからってなんだ」と強い精神力で撮影を敢行したという。ドウェインは、「楽しい痛みだった。クセになるよ」とおどけながら、当時を振り返っている。
そのドウェインの姿勢には監督を務める『ラッシュアワー』シリーズのブレット・ラトナーもびっくり。「他人の5倍の速さで回復して作品に没頭していた」とドウェインの作品への熱意を認めている。ドウェインが「百戦錬磨の野獣」と表現するヘラクレスが、スクリーンでどのように暴れてくれるのか楽しみだ。(編集部・井本早紀)
映画『ヘラクレス』は10月24日よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開