『パイレーツ・オブ・カリビアン』新作、来年2月に撮影開始！

　『パイレーツ・オブ・カリビアン』の第5弾の撮影が、オーストラリアのクイーンズランド州で来年2月より開始されることがわかった。同州首相のキャンベル・ニューマン氏と、同州芸術大臣のイアン・ウォーカー氏が声明で発表した。

【フォトギャラリー】ジョニー・デップふんするジャック・スパロウ

　今月の初めからプリプロダクション（撮影前の準備作業）が開始され、ゴールドコーストの映画スタジオ「ビレッジ・ロードショー・スタジオ」を撮影に使用する予定とのこと。ニューマン州首相いわく、この映画により数千の仕事がクイーンズランドで発生し、1億オーストラリアドル（約100億円・1オーストラリアドル100円計算）の経済効果が生み出される見込みだという。

　さらにオーストラリアで内閣芸術大臣を務めるジョージ・ブランディス上院議員が、「『パイレーツ・オブ・カリビアン』の第5弾は、これまでオーストラリアの中で撮影されてきた映画の中で最も国際的な映画です。オーストラリアの映画産業に世界中から関心が寄せられることでしょう」とコメント。オーストラリア政府として2,160万オーストラリアドル（約21億6,000万円）の助成金を出すことも明かしている。

　The Hollywood Reporterなどによると、シリーズの製作を務めているジェリー・ブラッカイマーは、この決定に「海や砂浜、ジャングルなどクイーンズランドは素晴らしい自然環境を有しています。新しい『パイレーツ・オブ・カリビアン』にうってつけな場所です」と喜んでいるとのこと。シリーズ最新作『パイレーツ・オブ・カリビアン：デッド・メン・テル・ノー・テイルズ（原題） / Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales』は、2017年7月7日に全米公開を予定。監督は、海洋アドベンチャー映画『コン・ティキ』のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリ。（編集部・井本早紀）