ディズニー新作からベイマックスが大量発生!300体が来日!
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ベイマックス』に登場する、心と体を守るケアロボットのベイマックス300体が、“来日”していることがわかった。
ベイマックスは、主人公の14歳の少年ヒロ・ハマダの兄タダシ・ハマダが作ったロボット。早くに亡くなった両親や謎の爆発事故で帰らぬ人となったタダシに代わり、天才的な頭脳と年相応の心のバランスがうまく取れないヒロを支える存在だ。ケアロボットのため人を傷つけることを禁止されているベイマックスだが、兄の死の真相を探ろうと危険を顧みずに巨悪との戦いに挑むヒロを守るために奮闘する。
また都内のある倉庫に続々と来日するベイマックスの姿を捉えた写真も公開。風船みたいに空気で膨らんだフワぷにボディーを持つ彼らは、これから日本各地の映画館を訪れ日本中をケアする予定だ。
本作では、サンフランシスコと東京を融合して作られた架空都市“サンフランソウキョウ”を舞台にしているが、監督を含めスタッフたちは日本の要素を正しく描くため、訪日して徹底的にリサーチ。そのときに出会ったお寺の鈴がベイマックスのモデルになっていることをドン・ホール監督は明かしている。「二つの丸があって、その間に線があってね。どこかとても魅力的で、心が落ち着いたんだ。それがずっと心に残っていて、ロボットの顔になるべきだと感じたんだよ。このアイデアを基にキャラクターデザインが始まったんだ。」。
さらにベイマックスには、日本の炊飯器の要素も含まれているという。キャラクターデザイナーは、「日本に行ったとき、炊飯器のインフォマーシャル(CM)を見ました。わたしがこれまで見た中で、もっとも愛らしい炊飯器だった。デザインがシンプルで魅力的で、でも、その中にはスゴいテクノロジーを隠している。そういうクオリティーがベイマックスに欲しかったんです。それがデザインの起因になっています」と語っている。日本大好きなスタッフたちの手によって生まれたベイマックスは、今回の来日で“里帰り”を実現させたのかもしれない。(編集部・井本早紀)
映画『ベイマックス』は12月20日より全国公開