渡辺謙、スコセッシ監督ドキュメンタリーの日本語版ナレーターに決定!
俳優の渡辺謙が、マーティン・スコセッシ監督のドキュメンタリー映画『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス 50年の挑戦』の日本語版ナレーターを務めることが明らかになった。スコセッシは渡辺について「彼の声はこの作品の日本語版ナレーションにぴったりで、引き受けてくれたことをうれしく思っています」と期待を寄せている。
映画『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス 50年の挑戦』フォトギャラリー
本作は数多くの文豪が寄稿してきたアメリカを代表する文芸誌「ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス」の50年の歴史と編集者の信念を描いたドキュメンタリー映画。アメリカの有料放送局HBOやイギリスの公共放送局BBCが参加しているWOWOWオリジナルドキュメンタリー国際共同制作プロジェクトの初放送作品でもある。
ナレーション収録を終えた渡辺は「スコセッシ監督とは、映画『ラスト サムライ』以来十数年、一緒に作品を作りたいと話しており、今回ナレーションでの参加が実現できたことをうれしく思います」とスコセッシ作品に携われたことに対する喜びを見せた。
さらに「克明に淡々と主張を抑えて作っている作風に敬意を表すと共に、日本もこのようなインテリジェンスを失ってはいけないと感じました」と作品のテーマを現在の日本に重ね合わせた上で、「痛みも含めて真実を伝えることは大切なことであり、今の時代の日本にも必要なことではないでしょうか」と本作のキーワードでもある真実の伝え方について語った。(編集部・吉田唯)
映画『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス 50年の挑戦』は10月25日(土)17時45分よりTOHOシネマズ六本木にて上映(第27回東京国際映画祭)、12月13日(土)13時よりWOWOWプライムにて放送