NMB48藤江れいな、主演映画は卒業の山田菜々に「一番観てもらいたい」
NMB48の藤江れいなが18日、テアトル新宿で行われた主演映画『いつかの、玄関たちと、』の初日舞台あいさつに登壇し、15日にグランキューブ大阪の公演でNMB48からの卒業を発表した山田菜々の卒業について触れ、「(この映画は)違う環境で頑張るぞっていう人にぜひ観てもらいたい作品。メンバーだったら菜々ちゃんに1番観てもらいたい」と発言した。
本作は生まれてから一度も顔を合わせたことのない姉とその娘との対峙(たいじ)を通し、家族や自分を見つめ直す少女の姿を追う人間ドラマ。藤江は故郷からの旅立ちを前に葛藤する主人公のあやめを演じる。
登壇すると、「わたし自身、今までの作品で一番と言っていい作品」とコメントした藤江。「自分自身と向き合ってキャストの人たちと一緒にひとつのものを作っているんだという気持ちになった」と本作の撮影を振り返り、主人公あやめについても「自分の気持ちを素直に出さない女の子で、わたしとは違う部分もあるなって思いましたが、家族を大切に思う気持ちは一緒だった」と共感した様子。
その上で「映画を観て、一番に伝わるのは家族だったり、故郷だったり。でも、あやめ自身の成長も見れる作品。親元を離れて過ごす人や、違う環境でこれから頑張るぞという人にぜひ見てもらいたい」と本作をPR。「最近で言ったら山田菜々ちゃんがNMB48からの卒業を発表したので、菜々ちゃんとかにも見てもらえたら、きっといろんなことを思ってもらえると思います。メンバーだったら菜々ちゃんに1番観てもらいたい」と思いを打ち明けていた。
舞台あいさつには木下ほうか、橘麦、山村美智、勝尾麻結奈、五十嵐康陽、森田哲矢、阿藤快ら共演者と勝又悠監督も出席。昨年10月の撮影以来の共演者との再会に藤江は「ほっこりですね~」と笑顔を見せていた。(取材・文:名鹿祥史)
『いつかの、玄関たちと、』はテアトル新宿ほかで公開