二階堂ふみがセクシーなブラックドレスで登場!京都国際映画祭が開催!
16日、京都の祇園甲部歌舞練場で「第1回京都国際映画祭」が華やかに開幕し、総勢123名の俳優や映画関係者が、全長50メートルのレッドカーペットを歩いた。
オープニングセレモニーの司会を務める藤井隆、チュートリアルの徳井義実、福田充徳をはじめ、本映画祭のオープニングを飾る映画『at Home』の竹野内豊、松雪泰子、本映画祭で特集上映がされるロックンローラーの内田裕也、胸元の開いたセクシーなブラックドレスに身を包んだ『この国の空』主演女優の二階堂ふみが共演の長谷川博己、工藤夕貴とレッドカーペットを歩き、有名人たちが華やかに登場するたび祇園の会場は大歓声に包まれた。
会場は明治6年(1873年)に花見小路通西側にあった建仁寺塔頭清住院が歌舞練場として改造され、「都をどり」が開催されることでも知られる由緒正しき建造物。オープニングでは笑福亭仁鶴が「京都のあらゆる方々の協力に支えられ、無事に開催することができました」と、多くの映画人に愛された古都・京都への感謝の言葉を述べてあいさつ。その後、映画監督の中島貞夫実行委員長が「50年間、現場でかけ続けてきた言葉で開会しましょう。よーい、スタート!」と歴史ある場所から始まる新たな映画祭の開会を、撮影現場さながらに宣言した。
また、この日は牧野省三賞、モスト・リスペクト賞、モスト・リスペクトin Paris賞の授賞式も行われ、日本最初の職業的映画監督である故・牧野氏の孫にあたる津川雅彦が、牧野省三賞のプレゼンターとして登壇。「日本映画、特にエンターテインメントは年々寂れている。テレビ局の社員が監督している映画ばかりだが、そもそもサラリーマンが映画を作っちゃダメなんです」と日本の映画界を痛烈に批判すると、会場からは大きな拍手が送られるという一幕も。同賞を津川から贈られた、映画監督の木村大作もマイクを持たずに「吉本興業がやっているくせに、スピーチも長くてつまらないセレモニーだなあ!」と大作節をさく裂。「これからも日本の映画が発展するよう、あと5年くらいは頑張ろうと思います! 今日は祭りなんだから、盛り上がろう!」と声を掛け、日本映画界の大御所二人がそろって会場を沸かせた。
本映画祭では前身である「京都映画祭」の伝統と志を引き継ぎながら、「映画もアートもその他もぜんぶ」をテーマに、京都の町中で映画・アート・パフォーマンスのイベントが開催される予定。(編集部・森田真帆)
第1回京都国際映画祭は、よしもと祇園花月、イオンシネマ京都桂川ほかで19日まで開催