リドリー・スコットが「エボラ出血熱」をドラマ化
『エイリアン』などのリドリー・スコットが、現在世界で猛威を振るっているエボラ出血熱を題材にした1994年のベストセラーノンフィクション「The Hot Zone」(リチャード・プレストン著)をドラマ化することがわかった。The Hollywood Reporterが報じた。
リドリー・スコットと共にプロデューサーを務めるのは、『インターステラー』などのリンダ・オブスト。二人は1990年代、プレストンがザ・ニューヨーカーに「Crisis in the Hot Zone」(後に加筆したものが「The Hot Zone」として出版される)という記事を掲載した際に映画化権を獲得し、ロバート・レッドフォードとジョディ・フォスターをキャスティングしたが、実現はしなかった。そしてタイムリーな題材となった今年、フォックス・TV・スタジオズの下でテレビシリーズ化を進めることになったという。
脚本を担当するのは、『アイ,ロボット』のジェフ・ヴィンターで、原作者のプレストンもコンサルタントとしてシリーズに参加する。「The Hot Zone」で描かれているのは1970年代と1990年代のエボラ出血熱の流行についてだが、テレビシリーズは数か月前から現在までに約4,500人の死者を出したと報じられている今回の危機も含んだ内容になる予定だ。(編集部・市川遥)