二階堂ふみ、蛭子能収に公開「あーん!」
女優の二階堂ふみが22日、都内で行われた映画『日々ロック』の完成披露試写会に、野村周平、前野朋哉、岡本啓佑、古舘佑太郎、蛭子能収、竹中直人、入江悠監督と共に出席した。イベントでは21日に67歳の誕生日を迎えた蛭子と、24歳になった岡本を全員で祝福するバースデー演出が行われ、二階堂から「あーん!」とケーキを食べさせてもらった蛭子は、「おいしいです」とうれしそうな表情を見せた。
アングラフォークバンド「犬レイプ」のメンバーとして本作に出演している蛭子。この日は劇中さながらのリーゼント姿で登場したが、気合のほうはいまひとつな様子で、夜なのに「おはようございます」とにやけ顔であいさつすると、「なんか知らんけどカツラをかぶせられて、全然、似合っていないと思いますけど」と不満顔。「俺、たいしてこの映画に出ているとは思えないんですけど、宣伝シーンになると担がれて使われていて、ちょっとだけ不満を持っていますよ」とコメントし、「いやいや結構出ていますよ」と入江監督を憤慨させる一幕もあった。
サプライズでケーキが用意された際もぽかんと口を開けて自分のことだとは気付かなかった蛭子は、バースデーソングで自分の名前を呼ばれて驚きの表情。その後、「俺、さっき(不満とか)いろいろ言ったこと取り消します。なんだろう、すごくうれしいです」と感謝を述べると、二階堂から公開「あーん!」をプレゼントされ「うわ、恥ずかしい」と恐縮しつつ、かわいらしい笑みを浮かべていた。
本作は、勉強もスポーツもできないが、ロックを愛する心だけは誰にも負けない青年・日々沼拓郎(野村)がロックスターを目指して奮闘するさまを描いた作品。この日は野村率いる劇中バンド、ザ・ロックンロールブラザーズによる生演奏も行われた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『日々ロック』は11月22日より全国公開