鉄拳、製作期間2年の新作を発売!「芸人を辞めたっていい」
お笑い芸人・鉄拳が26日、都内でDVD「鉄拳パラパラ漫画作品集 第二集」の発売記念サイン会を開き、「クリスマスが近いので大切な人と見て欲しい」と本作をPR。ここ数年でパラパラ漫画家としてのイメージがすっかり定着したことにも触れ、「もうお笑い芸人を辞めたっていいと思っています」と冗談交じりに本音を吐露。パラパラ漫画を通じて「生活が豊かになった」と充実の表情を見せた。
前作は累計出荷枚数3万枚の大ヒット。「話題になってすぐの発売で結構売れたんですけど、あれから2年。今回はパラパラ漫画でやっていけるか真価が問われる作品になります」と鉄拳は本作を紹介。前作のヒットで「生活が豊かになった」といい、DVDの売上で4キロ太ったことも告白。「もうお笑い芸人を辞めたっていいと思っています。最近舞台に立っていないし、完全にパラパラ漫画家でいいかもしれない。何か賞をもらって、もっとランクを上げたい」と意気込みも。
作品は1秒で6コマの絵を使い、3分で千枚、DVDトータルで2万枚の絵を使用したといい、鉄拳は「2年かかりました」とその作業量の膨大さをしみじみ。「前回は未熟さもあったんですけど、今回のはとにかくていねいに描きました」とクオリティのアップも強調。報道陣から「本当に全部自分で描いたの?」と問われると、「影武者は一切使っていません」ときっぱり。
執筆中の自分については「ネクラで引きこもり。描いているときはほとんど家から出かけることはありません」といい、「東京に住んでいながら、東京にいることを忘れるほど。たまに家から出ると、『あーっ、ここ東京なんだ』って気付くんです」とコメント。アイデアは寝る前などに想像するといい、「思いつくと眠れないので、ストーリーを書き出して、朝まで作業しています」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
DVD「鉄拳パラパラ漫画作品集 第二集」は発売中