イーサン・ホークがジャズの名トランペット奏者、チェット・ベイカーに挑戦!
映画『いまを生きる』から着実にキャリアを積んできたイーサン・ホークが、ジャズ界を代表するミュージシャン、チェット・ベイカーを描いた伝記映画『ボーン・トゥ・ビー・ブルー(原題) / Born To Be Blue』で、主役を演じることがDeadlineや複数のメディアによって明らかになった。
イーサン・ホーク出演映画『6才のボクが、大人になるまで。』写真ギャラリー
チェット・ベイカーは、1950年代に楽曲「My Funny Valentine」などで注目され人気を博したものの、60代にヘロインに溺れ、ドラッグ絡みのさまざまな問題を起こした。その後、70年代に入り最終的に友人の助けによりカムバックを果たすが、1988年にオランダのアムステルダムでホテルの窓から転落して亡くなっている。
本作は、短編『ザ・デス・オブ・チェット・ベイカー(原題) / The Deaths of Chet Baker』などを手掛け、音楽に精通しているカナダ人監督ロベール・ブドローがメガホンを取る予定の作品で、彼は映画『ヘザー・グラハム in おいしいオトコの作り方』(日本未公開)のジェニファー・ジョナスとテレビ映画「イン・ザ・ダーク/狙われた記憶」のレナード・ファーリンジャーの製作会社ニュー・リール・フィルムズとブラック・ハンガー・スタジオズのジェイク・シールらとタッグを組み共同製作することになっている。
そしてキャストには、イーサン・ホークが伝説のジャズミュージシャン、チェット・ベイカー役に挑戦することになり、映画『バーニング・クロス』のカーメン・イジョゴ、テレビドラマ「The Killing ~闇に眠る美少女」のカラム・キース・レニーらと共演することになった。
今作のストーリーは、1970年代にチェットが復活を果たし、さまざまな女性関係を通して演奏にも変化が生まれ再評価されるものの、最終的には転落死したホテルの部屋からドラッグが発見されるまでが描かれるようだ。撮影はカナダのオンタリオで開始され、これから開催されるAFM(アメリカン・フィルム・マーケット)でセールスが行われるようだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)