菅田将暉、美少女モデル森川葵を餌付けする!?
第27回東京国際映画祭
俳優の菅田将暉と雑誌「Seventeen」モデルの森川葵が29日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた第27回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門出品作『チョコリエッタ』舞台あいさつに風間志織監督と共に来場し、まるで劇中の関係性を思わせるような菅田と森川の軽妙なやりとりに会場は大盛り上がりとなった。
『火星のカノン』などの風間監督が10年の構想を経て、大島真寿美の同名小説を映画化した同作。本作の上映前、159分という上映時間に話が及ぶと、すかさず「長いですよね~」ととぼけた様子で語る森川に対し、菅田は「(自分は)長いなんて感じなかったですね。おまえの方が眠いだのなんだのって」と森川にツッコミ。風間監督も「この子はいつも眠いって言っていますからね。でも2人にお会いできてうれしいです」と笑顔を見せた。
進路調査に「犬になりたい」と書いて担任から呼び出された女子高生・知世子と、映画好きで変わり者の先輩・正宗が、映画を撮りながら旅に出るひと夏を描く本作。劇中では菅田が森川を撮影するシーンが数多く登場し、台本にはないアドリブもどんどん組み込まれていくような現場だったという。「甘いものを食べたいとか、(森川が)突発的にやりたいということは、なるべくドラえもんのようにかなえてあげようと思いました」と振り返る菅田に、森川も「甘やかされました」と笑顔。さらに菅田が「ある種、餌付けだよね」と言い換えると、「餌付けされていました」とニッコリする森川だった。
本作で森川は、ほぼ丸刈りというべきベリーショートヘアを披露している。「そのときは髪の毛はいらないなという時期だったので、タイミングよく坊主頭にできた」という森川のコメントに、菅田も「ちょうどこの映画の前にドラマで共演していて。そのときから坊主頭にしたいと言っていた」と証言。風間監督も「(坊主頭というのは)原作にありましたからね。髪の毛を切ってくれる? と聞いたら『したい』と言ってくれたんで良かった」と付け加えた。(取材・文:壬生智裕)
映画『チョコリエッタ』は2015年1月より公開