ザ・ローリング・ストーンズのステージで乱入者騒ぎ 男は楽屋側から侵入
現地時間25日、南オーストラリア州のアデレード・オーバルで開催されたザ・ローリング・ストーンズのコンサートで、突然男が観客席ではなく舞台裏からステージに乱入していたことが明らかになった。Daily Mail Onlineほか複数のメディアが報じた。
バンドがラストの曲「サティスファクション」の演奏に入ろうとしたところ、突如現れた男がボーカルのミック・ジャガーに向かって真っすぐ走ってきたという。しかしステージに駆け付けた警備員により速やかに取り押さえられたため、大きな混乱にはならなかったようだ。またミックはすぐに、警備員のタックルに掛けて、「全ては、オージールールズ(オーストラリアフットボール)のタックルについての芝居だったのさ」とジョークを飛ばし、ライブを再開させたとのこと。
アデレード・オーバルのゼネラルマネージャーは、「侵入者は警備員に取り押さえられた後、南オーストラリア警察に引き渡されました。男は楽屋側より侵入しており、コンサートの常連客ではないと思われます」と語っている。
また、The Advertiserにコンサートの常連客が語ったところによると、男が着用していたオレンジ色のベストは舞台裏のスタッフが着用しているものだったという。そのため男の素性は、「ツアーパーティーのスタッフか、地元の請負業者の一人」ではないかという推測もされている。南オーストラリア警察のスポークスマンによると、男は警告を受けた後、会場から追い出されたとのこと。インターネット上では、セキュリティーの甘さを指摘する声も上がっている。(編集部・井本早紀)