マイケル・ベイ製作「コックリさん」映画が1位!キアヌアクションは2位
全米ボックスオフィス考
先週末(10月24日~10月26日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、マイケル・ベイ製作の低予算ホラー映画『ウィジャ(原題) / Ouija』が興行収入1,987万5,995ドル(約19億8,759万9,500円)で首位デビューを果たした。2位には、同じく初登場となるキアヌ・リーヴス主演アクション『ジョン・ウィック(原題) / John Wick』が1,441万5,922ドル(約14億4,159万2,200円)で続いた。(数字はBox Office Mojo調べ、1ドル100円計算)
『ウィジャ(原題)』は、日本でいう「コックリさん」のような霊応盤「ウィジャ・ボード」を題材にしたホラー映画。謎の死を遂げた友人と交信しようと「ウィジャ・ボード」を使ったことで、悪霊を目覚めさせてしまった若者たちの恐怖を描く。
ハロウィーン前の公開、PG-13指定、配給のユニバーサルのソーシャルメディアに力を入れた宣伝が功を奏し、多くの若者を映画館に向かわせることに成功。今年公開されたホラー映画では『死霊館』のスピンオフ『アナベル(原題)/ Annabelle』に次いで第2位のオープニング興収を記録した。メガホンを取ったのは、オカルトホラー『ポゼッション』の脚本家コンビ、ジュリエット・スノードン&スタイルズ・ホワイト。
2位の『ジョン・ウィック(原題)』は、『マトリックス』シリーズなど数多くのハリウッド大作のスタントを務めてきたデヴィッド・リーチとチャド・スタエルスキがメガホンを取ったR指定アクション。キアヌは、ギャングに全てを奪われたことで引退を撤回し、復讐(ふくしゅう)に向かう主人公ジョン・ウィックを演じている。主演作『47RONIN』(2013)が大ゴケしたキアヌだが、本作は予想を上回る好スタートを切っている。
また、今月10日から限定公開されていたビル・マーレイ演じる酔っ払いと12才の少年の絆を描いたコメディー『セイント・ビンセント(原題) / St. Vincent』が公開館数を拡大した先週末に774万6,596ドル(約7億7,465万9,600円)を稼ぎ出して6位にランクインしている。
今週末は、コリン・ファース、ニコール・キッドマン、マーク・ストロング共演のスリラー『ビフォア・アイ・ゴー・トゥー・スリープ(原題) / Before I Go To Sleep』、ジェイク・ギレンホール主演のクライムドラマ『ナイトクローラー(原題) / Nightcrawler』などが公開されるほか、10周年を記念して『ソウ』が再上映される。(編集部・市川遥)
10月24日~10月26日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ウィジャ(原題) / Ouija』
2(初)『ジョン・ウィック(原題) / John Wick』
3(1)『フューリー』
4(2)『ゴーン・ガール』
5(3)『ザ・ブック・オブ・ライフ(原題) / The Book of Life』
6(15)『セイント・ビンセント(原題) / St. Vincent』
7(4)『アレクサンダー・アンド・ザ・テリブル・ホリブル・ノー・グッド・ベリー・バッド・デイ(原題) / Alexander and the Terrible, Horrible, No Good, Very Bad Day』
8(5)『ザ・ベスト・オブ・ミー(原題) / The Best of Me』
9(6)『ドラキュラZERO』
10(7)『ザ・ジャッジ(原題) / The Judge』