『寄生獣』主題歌はBUMP OF CHICKENの新曲に決定!
第27回東京国際映画祭
第27回東京国際映画祭クロージング上映作品の『寄生獣』完成報告会見が30日、六本木のアカデミーヒルズで行われ、本作の主題歌が、人気バンドBUMP OF CHICKENの書き下ろし新曲「パレード」に決まったことが明らかになった。会見には、主演の染谷将太をはじめ、深津絵里、橋本愛、東出昌大、山崎貴監督が出席した。
今年デビュー15周年を迎えたBUMP OF CHICKENは、2006年の楽曲「涙のふるさと」のミュージックビデオ製作に山崎監督が参加したのをきっかけに、山崎監督作品『ALWAYS続・三丁目の夕日』『ALWAYS 三丁目の夕日'64』で主題歌を担当するなど、以前から監督と交流の深いロックバンド。
同バンドのファンであり、今回熱烈なオファーをしたと明かした山崎監督は「主題歌をどうしようかなと思ったときに、『三丁目の夕日』のときは、意外な一面を大事にして、BUMPの中では柔らかいものにしてもらった。だから今度はBUMPらしい、ヒリヒリした曲にしたかった。元々彼らの本流がヒリヒリしているものがあったので、そこを出してもらえたらいいなと」と今回の起用理由を語った。一足先に試写で観たという染谷は「うまく完結編につないでくださったなと思って、うれしかったですね」と喜びのコメント。
本作のために書き下ろされた主題歌「パレード」は、「衝撃の『前編』の最後を締めくくり、感動の『完結編』を予感させつなげていけるような楽曲」というテーマのもと、今までのBUMP OF CHICKENの楽曲では鳴らされてこなかった新たなサウンドスケープに挑戦しているとのこと。
「月刊アフタヌーン」(講談社)にて連載され、累計1,100万部を突破している岩明均の人気コミックを実写化した同作は、ある日謎の寄生生物(パラサイト)が到来した世界で、人体に寄生しながらほかの人間を食らうパラサイトたちを相手に、高校生・新一(染谷)と右手に寄生したパラサイト・ミギー(阿部サダヲ)が壮絶な戦いを繰り広げるさまを描いている。(取材・文:壬生智裕)
映画『寄生獣』は11月29日より全国東宝系にて公開
映画『寄生獣 完結編』は2015年4月25日より公開