クリスチャン・ベイルがスティーブ・ジョブズの伝記映画で主役を断念、代役にマイケル・ファスベンダーか?
映画『ダークナイト』シリーズ、『ファーナス/訣別の朝』のクリスチャン・ベイルが、アップル社の共同設立者スティーブ・ジョブズさんの伝記映画の出演交渉が決裂し、新たにマイケル・ファスベンダーが主演交渉に入ったとThe Hollywood Reporterほか複数のメディアが報じた。
本作は、ウォルター・アイザックソンによるジョブズさん公認の伝記「スティーブ・ジョブズ」を基にソニー・ピクチャーズが製作する予定の作品。製作は、映画『グランド・ブダペスト・ホテル』のスコット・ルーディン、テレビシリーズ「グレイズ・アナトミー」のマーク・ゴードン、映画『31年目の夫婦げんか』のガイモン・キャサディらが共同製作し、監督は映画『スラムドック$ミリオネア』のダニー・ボイルが務め、映画『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキンが脚本を執筆する。
そしてキャストでは、先日同作の脚本家であるアーロン・ソーキンが、クリスチャン・ベイルがジョブズさんを演じるとブルームバーグに発表したが、どうやらダニー・ボイル監督との会合をもうけたものの、契約には至っていなかったようだ。ソニーは、以前にもレオナルド・ディカプリオにもコンタクトしていたようだが、それもかなわなかった。だが、このたび新たに映画『プロメテウス』『FRANK -フランク-』のマイケル・ファスベンダーが、主役の交渉に入った。
もっとも、映画『50/50 フィフティ・フィフティ』、『カンフー・パンダ』シリーズで声優も務める人気俳優セス・ローゲンが、Apple I、Apple IIをほぼ一人で開発しコンピュター業界では「ウォズの魔法使い」とも呼ばれるスティーブ・ウォズニアックへの出演交渉に入り、さらに、映画『ゼロ・ダーク・サーティ』『インターステラー』のジェシカ・チャステインも出演候補に挙がっていることが明らかになっていて、こちらは期待できそうだ。
適役と思われたクリスチャンの降板は残念だが、マイケル・ファスベンダーの獲得に期待したい。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)