有村架純、主演映画上映に「奇蹟を感じていただけたら」
女優の有村架純が7日、お台場メディアージュで開催中のイベント上映「映画と音楽の出会い」で上映された、主演映画『平穏な日々、奇蹟の陽』の舞台あいさつに榊原有佑監督と主題歌を担当する人気ロックバンドandropと共に出席し、主演映画が上映される喜びを語った。
有村架純、andropらが舞台あいさつに登場!フォトギャラリー
本作は鳥取市・気高町を舞台に、同級生との偶然の再会を通じて、生き難い日常の中で、それぞれが小さな希望のかけらを見いだし前進する姿を描いた短編映画。主演の有村は、今年6月に開催された「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2014」でベストアクトレスアワードを受賞している。
有村は「まさか賞をいただけると思わなかった。たくさんの作品が出品される中で選んでいただいて本当にうれしかった」と振り返り、「この映画は去年の夏に撮影したもの。わたし自身、1年後にこうして皆さんに観てもらえるとなると、懐かしいような、恥ずかしいような」と感慨深げ。
撮影は「4日間で、あまり寝る時間がなくて、実はすごくタイトなスケジュールだった」と話し、そんな中で「朝日の出てくるシーンがあるんですけど、そこを撮るのにすごくこだわった」ともコメント。4日のうちで一番いい朝日を撮りたいと、朝日が出るのをスタッフ共々毎朝待っていたというが、なかなか快晴の日が来ず。諦めかけているときにタイトルのような「奇蹟」のような朝日と出会ったと述懐。
「4日目に『どうする』って言っていたらすごくきれいな朝日が見えて、タイトルにあるような『奇蹟の陽』がちゃんと見られるようになりました」と有村。「日常の中に詰まったそんな奇蹟を映画の中でもぜひ感じていただけたら」と笑顔を見せた。同席したandropについても「以前から歌を聴かせていただいていた。優しい歌声とメロディーが好きだったので、(主題歌と聞いて)すごくうれしかった」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
イベント上映「映画と音楽の出会い」は11月7日~20日の期間、 お台場メディアージュにて開催