シュガーヒル・ギャングのビッグ・バンク・ハンクさん 57歳で死去
ヒップホップ・グループ、シュガーヒル・ギャングのメンバー、ビッグ・バンク・ハンク(本名ヘンリー・ジャクソン)さんががんのため亡くなった。57歳だった。
メンバーのワンダー・マイクとマスター・ジーはビッグ・バンク・ハンクさんの訃報を聞き、非常に悲しいとコメント。「僕ら3人は『Rapper’s Delight』で音楽の歴史を作ったんだ。一緒に世界中を回り、会場を盛り上げたことを忘れないよ。ビッグ・バンク、安らかに眠ってくれ」と声明を出している。
1979年にリリースされた楽曲「Rapper’s Delight」は全米と世界にラップとヒップホップ・カルチャーを広めた曲だとRolling Stoneは言っている。同曲は1998年に映画『ウェディング・シンガー』でも使われ、カバーバージョンもヒットするなど、時代を超えて歌い継がれている。
「最近のグループは、ヒットを飛ばしたかと思うと、次の瞬間にはメンバーがファストフード店でバイトをしているような回転の速さだ。僕らの曲が時代を超えて伝わっていることに幸運を感じるし、感謝しているよ」とビッグ・バンクさんは昨年、Herald-Mail紙のインタビューで語っていた。(澤田理沙)