仲村トオル、天然刑事役で新境地!キャリア史上最も「馬鹿げた役」に挑戦
俳優の仲村トオルが来年1月にスタートするドラマ「怪奇恋愛作戦」(テレビ東京系)で、麻生久美子ふんするヒロイン・夏美の幼なじみでちょっと天然な刑事・三階堂登を演じることが明らかになった。劇中には夏美や後輩刑事とのコミカルな掛け合いが盛りだくさんで、自身も「羞恥心との戦い」「新境地開拓」と語るほど、これまでに見せたことのないコメディー俳優ぶりを発揮する。
麻生がドラマ初主演を果たし、演劇界の鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチがテレビシリーズ初監督を務めることでも話題の本作は、婚期を逃した愉快なアラフォー3人娘が、恋多き彼女たちの“負のオーラ”に吸い寄せられるがごとく起こる、さまざまな怪奇現象に巻き込まれていくさまを描いたホラーラブコメディー。仲村が演じる刑事・三階堂は、夏美(麻生)が勤めることになる不気味な店「喫茶面影」で働く20歳のアルバイト・萌香と交際中だがプラトニックな関係で、夏美にとって気になる存在となる役どころだ。
これまでの硬派なイメージから一転、本作ではコミカルな演技に挑戦した仲村は「撮影現場では羞恥心との戦いが待っていた」といい、「今まで言ったことのないようなセリフ、演じたことのないような感覚での演技。それが吉と出るか凶と出るか……」と不安をのぞかせながらも、「おそらく『仲村・新境地開拓! 今後はこの路線をひた走る?』とご覧になった方に思っていただけるような作品に仕上がっていると期待しています」と自信を見せた。
一方、仲村とは2010年の舞台「黴菌(ばいきん)」以来の顔合わせとなったケラ監督も「トオルくんにはこのドラマ内で一番頭の悪い登場人物を演じてもらっています。彼のキャリア史上間違いなく最も馬鹿げた役だと思われます」と仲村の新境地に太鼓判。「とはいえ、麻生久美子演じる夏美と、彼が演じる三階堂刑事との、ゴールインしそうでしない奇妙な純愛は『怪奇恋愛作戦』の最重要要素の一つだったりもするのですが」とドラマの見どころを明かしている。
愉快なアラフォー3人娘役には麻生のほか、坂井真紀と緒川たまき。その他のレギュラー陣やゲストは近日発表予定。(編集部・中山雄一朗)
ドラマ24「怪奇恋愛作戦」は2015年1月、テレビ東京系にてスタート 金曜深夜0:12~0:52(放送開始日は未定)